新国立競技場はほぼ完成している
2020年の夏季オリンピック・パラリンピックでは開会式や閉会式、陸上競技で使用される予定の新国立競技場(東京都新宿区)は、注目の施設だけにニュースでも盛んに取り上げられてきました。当初の計画では費用がかかり過ぎのため、設計からやり直す事態になっていましたが、2019年12月の段階でほとんど工事は終わっているようです。
上の写真は2019年12月に新国立競技場を南西方向から撮影したものです。すぐ後ろには有名なホープ軒(ラーメン店)があります。競技場の手前はバスやタクシーの乗降場にでもなるのでしょうか。フェンスが設置してあるので、まだ敷地内に入ることはできません。
新国立競技場の北側も工事はほぼ終わっているようで、写真中央にチケット売り場とA千駄ヶ谷門が確認できます(2019年11月撮影)。すぐ目の前には都営地下鉄大江戸線の国立競技場駅の出入り口があり、JRの千駄ヶ谷駅も徒歩5分程度の距離なので、北側からのアクセスは抜群です。
2019年12月21日にオープニングイベントが決定しています。いつか中に入れる日が楽しみです。
築地市場は跡形もない
次も移転問題でいろいろと話題になった築地市場(東京都中央区)の跡地です。市場は2018年に豊洲へ移転し、夏季オリンピック・パラリンピック中はとりあえず駐車場等で利用するようですが、その後は何ができるのかまだ決まっていません。
2019年10月に撮影したときは、市場関係の建物はほとんど解体済みで広大な空き地になっていました。築地市場の面積は豊洲市場より狭いものの23万㎡もあります。東京ドームを基準に言えば約5個分の広さになり、新国立競技場の敷地面積と比べると約2倍の面積になります。これだけの広さがあれば、オフィスビルでも商業施設でも競技場でも何でも造ることはできます。ここに何を造るかで都心の人の流れが大きく変わりそうです。
東京の玄関口も大改造中
都心では2020年の夏季オリンピック・パラリンピックに直接関係ない再開発も数多く進行中です。
東京の玄関口である東京駅の八重洲口でも進行中の再開発が複数あります。既に進行中の八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業は八重洲口の目の前で、45階建ての高層階にブルガリホテル東京ができることで注目を集めていますが、低層階には中央区の公立小学校もできる特徴的な再開発ビルとなります。
写真は見づらいかもしれませんが、右側の工事中の場所が建設地です。写真では中央に八重洲口の大きな白い屋根が見え、その奥に丸ビル等が見えます。
高層ビルの中にどのような公立小学校ができるかとても気になります。計画ではエントランスは1階にできますが、教室は3階と4階に、体育館は2階、プールは3階、校庭は4階にできるようです。
東京駅周辺では日本橋口の目の前でも大規模な再開発が進行中で、日本一の高さのビルができる予定です。
都心部では他にも沢山の再開発が進行中であったり構想があったりします。昭和の面影がどんどん消えていくのは寂しい限りですが、古き良き建物も上手く活用しながら、今よりの素敵な東京になっていくことを期待しましょう。そして、その素敵な東京を楽しめる生活を送っていきたいものです。