幕末の英傑・井伊直弼には報われない「世捨て人」時代があった
幕末の混乱期に、幕府大老として開国を断行し「安政の大獄」で大粛清した井伊直弼ですが、その前半生の大半が、実は「世捨て人」の身であったことは余り知られていません。その生き様から何を学んでいったのか、その軌跡を辿ってみましょう。
江戸末期にアメリカ・オークランドで牧童をしていた高橋是清は、職業を転々とした三十年余の年月を経て、明治三十二年には日銀副総裁に栄進し、日露戦争や世界恐慌の勃発により日本が財政破綻の危機的状況に陥ったなか、戦費調達や金融・財政政策に辣腕を振るい国家の破綻を救いました。 この間の転職歴は十数回におよび、ときには遊びで身を持ち崩したり、事業の失敗で失業するなど人生の辛酸をなめましたが、その生き様の中でどのような軌跡を描き人生の成功者となっていったのでしょうか?
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