2019年8月26日 更新

チームワーク力=協調性ではない?団結力を高めるためにすべきこと

チームワーク力と協調性は決してイコールではありません。メンバーが同じ目標に向かって力を合わせることが求められます。チームワーク力を高めるための理想のチームとは、リーダーやメンバーの心構え、企業の取り組みなどを解説します。

チームワーク力を高めるためにすべきこと

理想のチームとはお互いの能力を認め、情報とスキルを共有してメンバー全員のスキルを向上できるものであると言えます。では具体的にスキルを向上し合いチームワーク力を高めるためには、何をすればよいのでしょうか。

リーダーの場合

チームはメンバーが自主的に行動するのが理想ですが、それをまとめるリーダーの存在は不可欠です。その役割はいくつかあります。
まずチームが目指すべき目標を明確にすることが大事です。意見の対立が生じるようなケースでは、ともすればお互いの意見に固執して目標を見失う場合があります。
軌道修正してメンバーは何のために活動しているのかを再認識させることが必要です。(※4)
次にメンバーへのフィードバックもリーダーの重要な役割となります。

チームワーク力を高めるためには、メンバーが遠慮せずに自由に意見交換する雰囲気を作り出すことが必要です。しかし自分の発した意見を却下されて自信を失う者がいるかもしれません。

そのような時に、却下された意見も大事なものであることを伝え、ポジティブなフィードバックをすることが必要です。

またチーム全体の活動が目的に向かうものであるか、それとも横道に逸れているのかを判断し、リーダーがフィードバックすることでチームワーク力は次第に向上していきます。(※5)

メンバーの場合

チームに属するメンバーのひとりとして、チームワーク力を高めるためには何をすればよいのでしょうか。

まずは相手の能力を認め、尊重し信頼したうえで、対等に意見を述べることです。これは自分自身が相手に望むことでもあるので、自分も相手を認めて尊重する必要があります。(※7)

チームではいろんな能力が必要です。それは価値観の違いにもつながりますが、それを認め合う土壌があって初めてチームワーク力は高まります。

チームワーク力を高めるための企業の取り組み

それでは実際にチームワーク力を高めている企業の取り組み事例をご紹介します。

NASAも活用するチーム力養成プログラム

NASAではチームワーク力を高めるために、NOLS(ノルズ: ナショナル・アウトドア・リーダーシップスクール)という養成プログラムを活用しています。(※8)

これは山や湖、海などをチームを組んだ人力のみで移動するというものです。毎日リーダーを交替することがポイントとなります。
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