2019.5.23
近年、コワーキングスペースが増えてきています。都内だけでもざっと300店舗以上のコワーキングスペースがあり(*1)、リモートワークを推奨する政府の働き方改革の流れを見ても、今後さらに増えることが予想されます。
オフィス利用とドロップイン利用
コワーキングスペースの名前の由来は「Co」+「Working」、Coは「共同」の意で、コワーキングスペースは「共同で仕事をする場所」という意味です。まだ新しいサービスのためこれといった定義はありませんが、「事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す(出展:Wikipedia)」とあります。シェアハウスのオフィス版といったイメージです。
コワーキングスペースには、「月額制」のプランと、使いたい時だけ使う「ドロップイン」と呼ばれるプランの2つのタイプがあります。前者の月額制はオフィスとして会社登記ができたり専用デスクを設けられたりしますので、フリーランスやスタートアップなど一部の方には利便性が高いのですが、多くの方にはドロップインでの利用がおすすめです。
コワーキングスペースは、Wi-Fiや電源が使い放題なのはもちろんのこと、モニターやホワイトボードの貸し出しがあったり、各施設ごとにサービスは様々で、おしゃれで素敵なスペースが多いのが特徴です。もともと月額制のオフィス利用が主で始まったサービスですが、最近では世界的に見てもドロップインが増えてきており、業界大手のWeWork(ウィーワーク)が中国でWeWork Goというドロップイン専用のサービスを展開し、某大手カフェチェーンへの巻き返しを図っています。
私自身も以前はカフェで原稿を書いており、そこに不満はなかったのですが、実際にコワーキングスペースを使ってみたら、もうカフェには戻れないと感じています。以前の私と同様に某カフェチェーンで仕事をしている方達が、いますぐドロップイン利用でコワーキングスペースに行くべき3つの理由をお伝えします。
カフェにはない3つのドロップインのメリット
メリット①静かで集中できる環境がある
コワーキングスペースとカフェの最大の違いの一つは「集中できる環境があること」だと言えるでしょう。カフェは放課後を楽しむ学生、デートをするカップル、女子会をするOLなど、「おしゃべりを楽しむ」という目的の方が多いように思います。その点、コワーキングスペースは仕事をしたり作業をしたりする利用者が多いので、静かなことがほとんどです。私自身がコワーキングスペースを利用していて出会ったのは、仕事をするサラリーマン、テスト勉強をする学生、執筆する漫画家などで、一部ミーティングをしているグループもありますが、これまでうるさいと思ったことは一度もありません。
自宅ならコストもかからず作業をできるのでしょうが、家族がいて集中できなかったり、テレビの誘惑があったりと、なかなか進まないことがほとんどです。周りが集中している環境に身を置くとなぜか自分の作業も進む、という経験はありませんか?カフェではうるさいと感じる、自宅では集中できない、そんなあなたは今すぐコワーキングスペースへ行ってみてください。