2018年9月13日 更新

史上最大級の面積を誇る帝国皇帝チンギス・ハンの不動産0という選択

史上最大級の領土面積を有したモンゴル帝国。しかし、初代皇帝チンギス・ハンは、壮大な建物の不動産を持っていませんでした。豪華絢爛な建造物を残した、数々の王侯貴族とは一線を画すお金の使い方。その功績や財産、富の分配戦略を紹介します。

史上最大級の帝国をつくりあげた皇帝チンギス・ハン。
チンギス・ハンは、多数の国内外メディアの「史上トップ10のお金持ちリスト」の上位に掲げられています。
それとは逆に、リストに入れないメディアも多少みられます。
「皇帝として支配した土地やものの価値はトップクラスだが、個人資産はあまりなかったのでリストから除外」とのこと。
残した宮殿や、お寺などの壮大な建物はありませんし、お墓も不明です。
※2017年4月にチンギスハンが軍事施設として作らせたチンカイ城が発見されましたが、個人資産ではないのでカウントしていません
参考文献:http://www.agr.ryukoku.ac.jp/news/detail.php?id=9148

チンギス・ハンの宮廷はテント

ではモンゴル帝国の宮廷はどこに?
チンギス・ハンは謎が多く、初期はモンゴルのアラウガが拠点だった、季節ごとに移動していた、などと諸説はありますが、遠征もあってとにかくよく動きます。
ゆえに、宮廷はテントで、チンギス・ハンの移動とともに動いていて、とても合理的でした。

お金の使い道はインフラ整備と富の分配戦略

では、チンギス・ハンはお金をどのように使っていたのでしょうか?
遠征や治安のための軍備に資金を投入しますが、それ以外のお金の使い方に焦点を当てると、インフラの整備と富の分配戦略が伺えます。

ユーラシア大陸の東西一大交流を支えるインフラ整備に注力

チンギス・ハンは、拡大する領土内で人・物・情報が行き来するための幹線道路を整備します。
宿泊施設や替え馬もある厩舎隣接の駅を作り、駅間を便利に移動できる駅伝制度も導入。
商人や技術者などが安全で迅速に旅をして、物や情報を無事に運べるように尽力します。
これにより、今まで一切接点がなかった地域間での交流が実現。
要所に軍事施設も作り、軍の移動や物流の最適化も図ります。
インフラ整備により、時短、経済活性化、技術の発展、各種コスト削減、最強の軍隊編成など、様々な成果がもたらされました。

戦利品は部下や家族に平等分配

チンギス・ハンは、新たな帝国民も「仲間」として迎え、人種や部族の分け隔てなく、有能な人材を起用しました。
遠征先では個人の略奪を禁じ、戦利品は一旦中央に集めた上で、階級等を考慮して部下や兵士とその家族に平等に分配。
透明で平等な分配行為は、チンギス・ハンへの忠義、名声、影響力を高め、モンゴル帝国の拡大と発展につながります。

不動産0でも、後世にまで語り継がれる存在に

gettyimages (21086)

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