2019年3月4日 更新

モチベーションを上げる行動経済学 すぐ実践できる3つの方法

仕事や勉強をしなければならないのにモチベーションが上がらないという経験は誰でもあるはずです。モチベーションが上がれば、仕事もスムーズにこなせ、夢への目標にも近づけるのではないでしょうか。今回は行動経済学の観点から、モチベーションの効果的な上げ方を考えます。

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2019.2.27

カフェや図書館で勉強がはかどる!バンドワゴン効果

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カフェや図書館で作業をすると、妙に仕事や勉強がはかどると感じたことはないでしょうか?筆者もやる気が出ない時は、あえてスターバックスに行って原稿を書くことがあります。

店内の雰囲気がそうさせるという背景もあると思うのですが、それだけではなさそうです。実はここに、行動経済学を当てはめることができます。
人間には、多くの人が行なっていることを、同じように自分も行いたくなる心理というのがあります。これをバンドワゴン効果といって、マーケティングなどでもよく利用されている方法です。

スタバや図書館で集中しやすく、作業がはかどる現象はこのためです。周りにいる人たちがみんなPCで作業をしたり、読書をしていると、自分も同じ行動を取ろうとするのです。
世界的に見ても、日本人は特にこの傾向が強いと言われています。規律を守る日本人像というのも、ここから生まれているのかもしれません。

この効果を利用して、多くの人が集中している場所にあえて身を置くことで、モチベーションや作業効率をアップさせることができます。
コワーキングスペースなどはこの最たる例です。仕事以外のことをしづらい環境に飛び込んでしまうことで、結果的にモチベーションアップにつなげることができます。

自分の中の6つのニーズを理解する

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人間には「シックス・ヒューマン・ニーズ」と呼ばれる6つのニーズがあります。
1.安定感・・・安定したいというニーズ
2.不安定感・・・変化が欲しいというニーズ
3.自己重要感・・・価値ある存在でありたいというニーズ
4.愛とつながり・・・愛されたいというニーズ
5.成長・進化・・・成長したいというニーズ
6.貢献・・・何かに貢献したいというニーズ
人間の欲求は、私たちが想像しているよりも強く、ニーズを満たすためなら夢をも犠牲にすると言われているほどです。
1と2にあるように、安定を求めるけれど不安定さ(変化)にも同時に惹かれてしまうのは、ある種の矛盾でもあります。
ニーズを満たすことも大切ですが、我を忘れて熱中しすぎないように、目標に向かうことが重要なのではないでしょうか。

夢のために頑張っていたのに、いつしか欲求を満たすための行動に変わり、夢を諦める結果にならないよう、自分の欲求を知っておくことで乗り切ることができます。
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長谷川 チエ 長谷川 チエ