2020.1.29
起業にはいろいろな形がある
大事なのは、これは私だから成功した方法論ではないということです。正直、多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできます。そんなに難しくもないし、ギャンブルでもありません。
7ページより引用
朝起きて満員電車に乗って通勤することが嫌だったため、就職活動はしなかったという著者。
慶應義塾大学経済学部卒業後は、社会人としての経験も綿密な営業計画もないままに起業。2015年には、初期費用50万円で最初の実店舗であるリサイクルショップを開店します。
慶應義塾大学経済学部卒業後は、社会人としての経験も綿密な営業計画もないままに起業。2015年には、初期費用50万円で最初の実店舗であるリサイクルショップを開店します。
その後、知人が廃業させる予定であった学習塾を受け継いだり、居抜き物件を借りて小さなバーを開店したり。そして、著者曰く「しょぼい起業」をしたい若者たちのためにフランチャイズ化をして、加盟店は全国7店舗になったのだといいます。
現在では、投資家やコンサルタントとして活動。「しょぼい」店舗の開業や運営を、1年で10件ほど手掛けています。
現在では、投資家やコンサルタントとして活動。「しょぼい」店舗の開業や運営を、1年で10件ほど手掛けています。
世の中には、いろいろな理由で組織に属して働くことができない人、健康を害して働けなくなった人など、たくさんいるのではないでしょうか。著者は、そういう人にこそ「しょぼい起業」を勧めたいのだといいます。
大事な考え方は、最初から大きいことをしようとしなければ、いくらでも道はあるということ。
起業のスタイルにも、いろいろなパターンがあるようです。
大事な考え方は、最初から大きいことをしようとしなければ、いくらでも道はあるということ。
起業のスタイルにも、いろいろなパターンがあるようです。
引越しのつもりで開業する
住むために借りた謎店は、余計なコストさえかけなければ、謎の客によって謎の売り上げがあがり、謎に維持されていくのです。
58ページより引用
そうはいっても、起業というと何だかハードルが高い印象を受けます。何か事業を起こすときには、最低でも事業計画を立てたり、銀行で資金調達をしてオフィスを借りたりしている人も多くいます。
これは「しょぼくない起業」であって、てきとう自営業である「しょぼい起業」は、とにかくお金をかけず借金もしないため、なかなかつぶれないのだと著者はいいます。
これは「しょぼくない起業」であって、てきとう自営業である「しょぼい起業」は、とにかくお金をかけず借金もしないため、なかなかつぶれないのだと著者はいいます。
考え方として大事なのは、「いつもやっている行為をお金に換える」ということ。
たとえば、飲食店の場合、毎日どうせご飯を食べるのなら、10人分作って、自分以外の9人分を売ってしまう。生きているだけで絶対にかかるコストを、利益に換えるシステムを考えればいい。余った分を売って資本化するという方法は、家賃で破産すること意外、事業が潰れることはないようです。
たとえば、飲食店の場合、毎日どうせご飯を食べるのなら、10人分作って、自分以外の9人分を売ってしまう。生きているだけで絶対にかかるコストを、利益に換えるシステムを考えればいい。余った分を売って資本化するという方法は、家賃で破産すること意外、事業が潰れることはないようです。
また、店を開くということも、いわゆる通常の起業とは少し考え方が違うようです。
著者の場合、豊島区の外れであれば、家賃8万円の店舗物件がたくさんあったのだといいます。
そして、家ではなく店に住んでしまう。どうせアパートを借りて住むのなら、二重に家賃を払うのではなく店舗を借りてそこに住めばいい。引越しのつもりで開業するという感覚であるといえるでしょう。
著者の場合、豊島区の外れであれば、家賃8万円の店舗物件がたくさんあったのだといいます。
そして、家ではなく店に住んでしまう。どうせアパートを借りて住むのなら、二重に家賃を払うのではなく店舗を借りてそこに住めばいい。引越しのつもりで開業するという感覚であるといえるでしょう。
ただし、「しょぼい起業」の場合は、一旦店舗を開店したら、毎日開け続けなければいけないと著者はいいます。基本的に、毎日同じ時間に開けて、同じ時間に閉める。
売れようが売れまいが、とりあえず店を開けておくと、よくわからない依頼が来て、お金がもらえたりするというのです。
売れようが売れまいが、とりあえず店を開けておくと、よくわからない依頼が来て、お金がもらえたりするというのです。