2017.8.30
投資で結果を出すには、勉強が大切
STAGE編集部:株などの投資はいつから始めたんですか?
実際の投資を始めたのは、大学のときですね。最初は株じゃなくて、向こうにウェッズクリエイションというのがあるんですよ。どんな仕組みかと言うと、例えば30人ぐらいのメンバーで、全員が1万円ずつ出すと30万円じゃないですか。その30万円を、30人の中の1人に全額渡すんです。もらった人は、そのお金でなんでも商売できるんですよ。
次の週には、また同じように1万円を出して、違う人に全額渡す。それを30週やるわけです。みんな利子なしでビジネスを始めることができる。小さいお金だと銀行は貸してくれないじゃないですか。だから、みんな自分たちの目標を決めて提出した上で、お金を集めるわけ。日本にはないでしょ? これはビジネスを始めるにはいい仕組みなんだけど、裏切ったら大変だよ(笑)
STAGE編集部:株を始めたのはいつ頃なのですか?
株は日本に来てから。株は儲けることも大事だけど、それよりも社会を勉強できるからいいと思う。今の株価は安いか?高いか?勉強すると判断がつくようになるでしょ。
それから、次は何が来るのか、世界はどう展開していくのかを考えるようになる。そういうことが分かると、大成功だってあり得るんですよ。例えば、Amazonは始まってまだ20年ちょっとしか経ってないでしょ。でも、20数年前に50万円投資していたら、今5億円持っているんです。ハァーーー、5億だヨ!
近い将来はロボットが来ると思うし、飛ぶ車もできると思う。そのうち、庭から宇宙にロケットを飛ばせるようになると思いますよ。だから10年後は面白い。想像を超えるようなことが当たり前になってるんじゃないかな。
STAGE編集部:勉強をして世界を知ることが結果につながるんですね?
日本の若い人たちは、大学を卒業して、早く就職したいと思うでしょう? でも海外の場合は、年を取っても大学に行く人がたくさんいて、30〜40歳でもう1回大学に戻って勉強することもよくあります。あと昔からインターンがあるんですよ。インターンを1、2年やってから大学に戻ると、自分は何がやりたいのか、勉強する目的がハッキリと分かると思います。
〈前田裕二〉夢と熱量を持った人たちが報われ、より夢を輝かせられるような世界を作りたい

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