2020年3月23日 更新

自分の長所に「時間を投資」して社会的な価値を高める

自分の長所を集中的に伸ばすのが時間的価値を高めるには有効です。また、得意なところを伸ばすだけでなく「自分の能力が社会にどう必要とされているのか」を客観的に見つめなおし、考えることも大切です。(泉正人著『TIME DESIGN(タイムデザイン)』より抜粋。)

2020.3.23

長所を伸ばすことに時間を投資する

gettyimages (53409)

能力を伸ばすとき、ゼロのものを無理やり伸ばすよりも、自分の好きなことや長所を伸ばしていくのが、時間的価値を高めるときには有効です。
その長所と好きなところが同じであれば、さらに良いでしょう。

まず、自分の何が長所か見つけてみましょう。
わからなければ友人に聞いてみましょう。一つの基準として、あなたの周りの100人には負けないほどの「何か」を見つけてみましょう。

味覚だけは誰にも負けない、ということでもいいですし、営業力でも、決断力の速さでも、クレーム対応でも、地図を読む力でも、タイピングが早いことでも、エヴァンゲリオンのことをなんでも知っている、ということでも良いのです。

何千人、何万人規模の広い視点から見ると、自分と同じような人は何人もいるかもしれませんが、「100人いるなかでこれだけは絶対に負けない自信がある」というものが長所になります。

長所が見つかったら、次に「掛け合わせる使い道」を考えます。
そこを間違えると、せっかくの長所を生かせなくなるからです。
タイピングが普通の人より2倍早い人なら、普通の人が1時間打って1,000円の分量だとすれば、2倍打てる人は2,000円の分量、つまり2倍の時間的価値になります。

それだけでもすごいことですが、それに付加価値をつけることができれば、その長所をもっと生かすことができるはずです。
タイピングだけなら2倍の時間的価値の人が、システムエンジニアの知識を身につければ、普通の人の5倍に匹敵するような時間的価値にも膨らませることができます。
つまり、自分の長所を何と掛け合わせると大きく伸びるのかを、考えてみるのです。自分の長所を単に伸ばすだけでなく、どこに活かせるかが重要になってきます。
ある程度仕事をしながら周りの人を見回してみると、自分がどんなことが得意か、何が長所か、 少しずつ見えてきます。

また、長所を伸ばしていきながら、「自分はこういうことが得意です」と人に伝えることも必要です。自分の武器を周囲に見てもらい、知ってもらうのです。
長所を伸ばすことに時間をかけましょう。
そうして、「優位性」が1つでもあれば、それが武器になります。

営業マンなら、「営業生活何十年で見つけたスキル」など、人が聞いて「この人はすごい営業マンだな」「営業に関してのプロフェッショナルなんだな」と思われる「人間力」が一番の武器になるでしょう。

逆に 、短所を治すのはマイナスをゼロにするようなものかもしれません。
時間をかけてがんばった結果が、ようやく「ゼロ」では、そこに時間をかけるのがもったいないのです 。
ゼロにするために時間をかけるよりも、プラスのものをさらに大きくするために時間をかけるほうが、自分自身も楽しく良い時間を過ごすことができるのです 。
長所を見つけ、それをやり続けていくと、成果が出てくるのできっと好きになるでしょう。

そうなれば、後は活かせる場所を見つけるだけです。
その逆もあります。好きなことを続けていれば、それが長所となり、活かせる場所が見つかります。また「長所や好きなことが、分からないんだけど、環境だけはある」という人は、まずその環境になるものをやってみます。それが上達し、好きになるかもしれません。

優位性が見つからなければ、まず目の前のことをやり続けます。
そしてそれを好きになって、楽しめれば、優位性に変わると思います。
そうすることによって、最初は単なる優位性だったものが、一流の才能と育っていくのです。
ビル・ゲイツが成功の秘訣について、
「自分が最も力を発揮できる範囲を見極め、そこに時間とエネルギーを集中することである」
と言っているように、自分の優位性に対して集中的に時間とエネルギーを投資することによって、将来的に時間的価値を高め、自由な時間が増えてくるのです。

高い値段に見合った高い価値を身につける

人の時間的価値はさまざまですが、時間効率を考えると、より高い時間的価値がある分野に、自分の時間を投資したほうが価値が高まります。

喫茶店で時給1,000円の人が、時給3万円の弁護士に対して「なんで同じ時間働いて時給が違うんだ。不平等だ」とは思わないでしょう。
それは、難しい司法試験を突破するために多くの時間を費やしたことがわかっているからです。
 
世の中の人 は、その価値に見合う金額を払うようになっています。
「価格とは、何かを買うときに支払うもの。価値とは、何かを買うときに手に入れるもの」とウォーレン・バフェットが言っているように、高級レストランに行ったのに、自分の家で食べているのと同じようなものが出てきたら、「こんなの、自分でも作れる! 高いお金を払いたくない」と思うのではないでしょうか。
値段に見合わない価値のものにお金を払うとき、人は「損をした」と怒るのです。私たちの仕事も同様です。
誰でもできることより、誰もができない飛び抜けた能力対する価値のほうが高くなります。
つまり、誰でもできる能力を短い時間で身につけるより、時間がかかってでも、誰もができない価値ある能力を身につけたほうが、かけた時間以上の価値がかえってくるのです。
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