2020.3.13
お金にまつわる古典落語「壺算(つぼざん)」
今からやる落語は壺算という落語でございまして、本来だったら、ここでお話をしながら、あ、こういう話を、話の頭に付けるので「枕」というふうにいいますけれども、枕を話しながら、お客さんの顔色をうかがってどういう話にしようかななんて考えるのですけれども。
今日は、お金の落語ということで「壺算」の話をさせて頂きたいと思いますけれども。でもただこの壺算という話は、結構難しいんですよ。皆さんは、お金のことを学ぼうという事で来て下さったので、私も一生懸命やります。何度も言いますがこれは結構難しい話なので、一体これはどういうことなのかと考えながら聞いていただければな、なんて思いますけれども。
お金の教養フェスティバル2020 ~ 落語で学ぶ!お金の教養“高座”
via www.youtube.com
なかなかね、落語を聞く機会というのも無いと思いますから、ちょっと結びますね。この話をすると、客席の半分ぐらいは、なんだかよく分からないという感想になるんですけれども、何がおかしいのかというと、簡単な話で、お店の三円を俺の三円だと言っているのがおかしいということなのです。
落語の世界に出て来るお金の話って、結構、あるんですよ。宝くじが当たる話とかね、結構、儲かる話って実はあったりするんですよ。壺算は、ちょっと遊び心があったりして、ちょっと難しい感じがいいかなと思って、あんまり簡単なストーリーというのも何かなと思いまして、考えさせる話もやってみたいなと思ってやったのですけれども。
春風亭昇々さんトークセッション
司会:今日の落語は大体20分ぐらいだったと思うのですが、すごくナチュラルにお話しされていましたけれど、これ、覚えてらっしゃるわけですよね。
この練習にどれぐらいかけるものなのか、純粋に気になったのですが。
この練習にどれぐらいかけるものなのか、純粋に気になったのですが。
春風亭:結構しますよ、時間にして1日2、3時間はやると思うのですけれども。やっぱりお腹に入れないといけないので、なんていいますか、普通に歌と一緒です。歌を歌う時って、別に考えずに出て来るじゃないですか。あれと同じで、まずは落語もお腹に入れて、その上で、結構、高座では頭を使いますね。(客席を見て)あそこらへん、笑ってないな、とかね。ちょっと早さについてきてないから、もうちょっとゆっくりやろうとか、ちょっとどっかでアドリブ入れようとか、今日も考えながらやったりしていたんです。僕、本当はこんなふうに、立ったり座ったりしながら普段はやらないのだけれども、今日は後ろの人、見えないかなと思って。だからすごい元気っ子に見えたと思うのですけれども。皆さんの事を実は考えてやっていました。
好奇心旺盛に何事も学びながら全力で取り組む
司会:ちなみに「NISA兄さん」という演目も過去にされていたかと思うのですが。
春風亭:「NISA兄さん」というのは、ある銀行のイベントで、ちょっとNISAに関する落語を作ってくれというのがあって、それで「NISA兄さん」というのを作ったんですよ。これはYouTubeで見れると思うので、是非見て欲しいのですけれども。
司会:ちなみに投資信託をされているということですが、それ以外にも何か投資ってされたことありますか。
春風亭:投資ですか、株買ったりとか、半年ぐらい前は結構売買しましたよ。僕、投資信託とかもそうですが、別にお金を増やそうと思ってやってないというか、好きでやっている感じなんですよね。株も、なんか面白いから結構やっていた。奥が深いんですよね。
司会:ちなみに投資信託をされているということですが、それ以外にも何か投資ってされたことありますか。
春風亭:投資ですか、株買ったりとか、半年ぐらい前は結構売買しましたよ。僕、投資信託とかもそうですが、別にお金を増やそうと思ってやってないというか、好きでやっている感じなんですよね。株も、なんか面白いから結構やっていた。奥が深いんですよね。