2020.3.14
世界遺産「宗像・沖ノ島と関連資産群」とは
国内外を問わず、世界遺産といえば、そのほとんどすべては実際にその場に足を運んで見学することができますね。ところが福岡県宗像市にある世界遺産「沖ノ島」には、一般の人は上陸が許されていないのです。それは「沖津宮」という神社があるこの島は「聖域」と考えられているからです。だったら観光に行けない? と思うかもしれませんが、心配にはおよびません。上陸はできないものの、そこから49km離れた世界遺産の構成資産である「大島」から遠望することができます。しかも大島は見どころが多い島なので、世界遺産を見学しながら観光を満喫することができます。
宗像市の世界遺産に登録された構成資産には、3つの宮を持つ宗像大社が含まれています。1つ目は上陸できない沖ノ島にある「沖津宮」、2つ目が大島にある「中津宮」、そして3つ目が九州本土にある「辺津宮(へつみや)」です。この3つの神社には「宗像三女神」が祀られています。世界遺産の登録要件では「ある文化的伝統または文明の存在を伝承する無二もしくは希有の物証」として認められているのです。
公式サイト:http://www.munakata-taisha.or.jp/index.html
公式サイト:http://www.munakata-taisha.or.jp/index.html
神宿る島「沖ノ島」
今回の世界遺産の中でもメインとなる(ただし上陸できない)沖ノ島は、朝鮮半島と日本列島の間にある玄界灘のちょうど真ん中にあります。宗像市の本土からは直線にして約60km。昔から東アジア内の文化交流の地であり、また海の安全を守る神を祭ってある聖域として崇められてきました。海の正倉院とも呼ばれ、1000年以上も前に作られた宝物8万点が発掘されています。宝物は、銅鏡、武器、工具、装身具、馬具、金属製雛形品、滑石製品、土器、貝製品など。これらの宝物は国家の繁栄と海上の安全を祈願するお供えとして献上されたものです。発掘された宝物はすべて国宝に指定され、本土にある辺津宮の「神宝館」で展示または所蔵されています。
では、宗像市の世界遺産巡りを始めましょう。
では、宗像市の世界遺産巡りを始めましょう。
九州本土にある宗像大社「辺津宮」
まずは宗像市の市内にある「辺津宮」からスタートします。辺津宮は1578年に建てられた神社。広い敷地内に本殿を初め、祈願殿、神宝館などいくつかの建屋が作られています。時間があれば次のような順序で回ると辺津宮の主要個所を見学することができます。
太鼓橋 → 神門 → 本殿 → 高宮参道 → 相生の樫 → 高官祭場 → 第二、第三宮 → 神宝館
さらに詳しい情報はこちらを参考にしてください。
http://www.munakata-taisha.or.jp/html/keidaimap.html
ここで絶対見逃せないのが神宝館。沖ノ島で発掘された宝物8000点が展示または所蔵されています。
宗像大社神宝館公式サイト:http://www.munakata-taisha.or.jp/html/shinpoukan.html
拝観料:一般800円
太鼓橋 → 神門 → 本殿 → 高宮参道 → 相生の樫 → 高官祭場 → 第二、第三宮 → 神宝館
さらに詳しい情報はこちらを参考にしてください。
http://www.munakata-taisha.or.jp/html/keidaimap.html
ここで絶対見逃せないのが神宝館。沖ノ島で発掘された宝物8000点が展示または所蔵されています。
宗像大社神宝館公式サイト:http://www.munakata-taisha.or.jp/html/shinpoukan.html
拝観料:一般800円
九州オルレ 宗像・大島コース
辺津宮の観光が終わったら次は大島に移動します。九州本土から11km離れた所にある大島は見どころの多い島です。その魅力を満喫するにはモデルコース「九州オルレ 宗像・大島コース」に沿って散策するのがおすすめです。(オルレとはトレッキングのこと。)