最近みなさんの耳に残っている一番の言葉はなんですか? もしかしたら、これではないでしょうか。
“From this day forward, it’s going to be only America first – America first! ”
──今日から「米国第一主義」だけ実施する。米国第一主義。
2017年1月20日に行われたトランプ大統領の就任演説からの引用です。“〇〇第一主義”と聞くと、横柄で自己中心的だなぁと思う人も多いのではないでしょうか。でも、私はもう少し大きくこの言葉をとらえて、アメリカが再び富国を目指し自分たちの強みを高めていくことだと考えてみました。おや、良くとらえすぎでしょうか?
さて、矢継ぎ早にTPPからの脱会なども宣言され、これからの国際情勢は、ますます不透明になりそうです。そこで、思い切って私たちも「自分第一主義!」を宣言してみませんか。これは、どんな環境でも力強く生きるために自分の能力を高めるということを目指したものです。
ということで、自分にスイッチを入れて今まで以上に仕事に対してテンションを上げていく必要があります。でも、人間だから、たまにはスイッチが落ちることもありますよね。本日はそんなときに観てほしい、スイッチが入る映画を紹介します。
1. 自分の信念で道を開いた良心ストーリー
主演:トム・クルーズ、レネー・セルビガー(ブリジットジョーンズの主演女優)
制作:1996年(米国)
2. 明日からスカッと爽快に信念を貫きたくなる映画
主演:アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ
制作:2006年(米国)
主人公の上司が、とにかく「鬼」です。でも、憧れのジャーナリストになりたい。とにかく頑張るというストーリーですが、「鬼」相手に主人公がもがいてもがいて成長していく姿勢にビジネスのヒントが満載です。まさにロールモデル。例えば、相手の気持ちを考えて先回りして……など。あなたは何個、ビジネスのヒントを見つけ出せるでしょうか。そして主人公が最後に選んだ自分の道は……。 女性のみならず、男性が観ても、明日から「自分も頑張らなくては!」という気持ちになるはずです。
追加情報です。鬼上司役のメリル・ストリープは、2017年1月のゴールデングローブ授賞式で、痛烈なトランプ批判をしていましたね。
3. 人の言葉に流されて無心にトライしてみたくなる映画
主演:ウィル・スミス、ジェイデン・スミス(ウィル・スミスの実際の息子。リアル〜)
制作:2006年(米国)
4. 日本のお父さんたちお母さんを改めて尊敬したくなる映画
ですね。この映画は、メーカーを支える技術者が、自分の信念を貫き通し成功を収めたすごく素敵な話です。
主演:西田敏行、渡辺謙、緒形直人
制作:2002年(日本)
保護主義が世界を席巻するかもしれない今だからこそ、日本の先輩ビジネスマンがどういった気持ちで日本経済を支えていたのか見ておくべき一本です。
5. 国と国民が一致団結するとなん〜でもできそうに思る映画
主演:マット・ディモン、モーガン・フリーマン(監督は、クリント・イーストウッド)
制作:2009年(米国)
この映画は、ネルソン・マンデラ、アパルトヘイト、ラグビーの話です。ちなみに「インビクタス」は、征服されない者という意味です。ネルソン・マンデラと南アフリカ・ラグビー代表がスクラムを組んで国が団結しますが、それまでのマンデラとキャプテンの「リーダーシップ」が半端じゃありません。凄すぎます。「人の心を動かすには」と考えると、つい明日から会社で力が入りそうです。そして、今の時期だからこそ、One Nationについて考えさせられる映画です。マンデラ大統領がキャプテンに尋ねます。「人の心を動かすのは」──その答えとは。
ということで、仕事の面白さに目覚める5つの映画をご紹介しました。ご存知の映画も多かったはずですが、ビジネス目線でもう一度見てみると新たな発見と、明日へのモチベーションになるのではないかと思います。