2019年8月30日 更新

ソムリエが教えるワインをもっと楽しむマナー|ワンランク上の飲み方

ワインは本来難しいことを考えずに楽しむべきものですが、レストランでの食事など場合によっては最低限のマナーが求められる場合もあります。今回はワインのマナーについて紹介します。

2019.8.21

ワインのマナー:ワインを尊重する

ワインが日常に深く根差した伝統的なワイン産出地においてワインは「必需品」となるのかもしれませんが、多くの日本人にとってワインは「嗜好品」に分類されると思います。嗜好品であるワインは、難しいことを考えずにお好きなように楽しむことが本来の姿だと思います。赤ワインに氷を入れて飲んだり、白ワインをソーダで割って飲んでも良いと思います。

しかし高品質なワイン造りを目標に、努力を積み重ねて1本のワインを生みだす生産者やそのワインそのものを尊重するならば、そこにはマナーが生じてくることと思います。

マナーと言っても難しいことはありません。ワインを尊重するために、そのワインに相応しいワイン・グラスを用いる、また適度な温度で楽しむといったこと位のものです。レストランにはワイン担当のスタッフが居ることでしょうから、全てお店に任せておけば良いのです。

このように、ワインそのものに対するマナーはシンプルです。

ワインを飲む時のマナー:同じ空間で過ごす人を尊重する

次に、ワインそのものというよりはワインを介して生じるマナーについてご紹介します。
5つご紹介しますが、根底にあるものは全て同じで「同じ空間で同じ時間を過ごす人を尊重する」ということです。

・ワインを飲む時のマナー1:ワインを回す動作

例えば、ワインを楽しむ際にワイン・グラスを動かしてワインを回すという動作を見たことがある方もいらっしゃると思います。これは、ワインを空気と触れさせて香りを開かせることが主な目的です。何度も何度もワインを回す必要はありません。時折ずっとワインを回し続けている方を目にしますが、品の良い仕草とは言えませんので過度にワインを回すことは控えましょう。

・ワインを飲む時のマナー2:ワインの飲み方

ワインのテイスティングを勉強された方の中には、音を立ててワインをすする方がいらっしゃいます。ワインの生産者やソムリエが、仕事の現場で音を立ててワインを試飲することはありますが、この行為をレストランで食事をしながら行うことは本当にやめましょう。

・ワインを飲む時のマナー3:ワイン・リストを見るとき

レストランで食事を選ぶ際に迷ってしまって時間がかかることがあると思います。分厚いワイン・リストがあるレストランでは、ワイン愛好家としてはじっくり目を通してみたいところではありますが、ここも同席される方のワインへの興味度合によってワイン・リストを「読む」ことは控えた方が良いかもしれません。

・ワインを飲む時のマナー4:ワインのテイスティング

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