2024年1月19日 更新

「熱くなる」のではなく「熱くする」目標達成のための自分コントロール法

新しい年を迎えて、新たな挑戦をしていきたいと思っている人は多いことでしょう。どんな物事も自分で自分を熱くしていかなければ、目標達成することは難しいものです。 横山信弘著『自分を熱くする』 より、「熱くなる」のではなく自ら「熱くする」考え方のコツをご紹介します。

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2020.1.15

熱くするためにクールダウンする

単に大声を出したり、誰かに体を叩かれたりしても、興奮するだけです。中略
大事なことは、頭を熱くすることではなく、ハートを熱くすることです。
14ページより引用
アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長を務めている著者ですが、企業の現場に入って目標を絶対達成させるコンサルタントとして活躍しています。12年間で1,000回以上の関連セミナーや講演を実施。「余材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られているのだといいます。
どんな人にも、逃げたくても逃げられない局面というものは、何かしら訪れるものです。超えなくてはならない壁を目の前にしたとき、一体どのように自分を熱くして乗り越えていけばいいのでしょうか。
そんなときは、必要なときに必要な分だけ奮い立たせればいいのだと語る著者。そんな都合のいいことができるものだろうかと思ってしまいます。
一瞬で自分を熱くするためには、3つのステップがあるのだといいます。

①興奮を抑える
②論拠を探す
③鼓舞する
自分を熱くするというと、一般的には気合を入れることであると思いがちです。しかし、それは逆効果で、頭に血がのぼると、我を忘れて自分のポテンシャルを発揮できないこともしばしばです。
頭ではなくハートを熱くすることが大事。そのためにやるべきことは、むしろクールダウンであると著者はいいます。熱くするための第一歩は、クールダウン。一見すると相反することのように見えますが、大事であるといえそうです。

「熱い系」ではなく「熱い人」なる

各論とは、その目標を達成させるための具体的なアクションプランのこと。中略
ですから、話題が各論になればなるほど、スピーディに行動しよういう気持ちが芽生えます。
51・52ページより引用
世の中には、いろいろなタイプの熱い人がいるものです。たとえば、生き方が情熱的、好きなことに熱中しているなど、一口に熱いといっても内容はさまざまです。
著者の専門分野である「目標達成」という観点でいえば、自分の意思で自分を「熱くする」ことができる人が、最も理想的であるのだとか。
理想を語るだけの「熱い系」ではなく、本当の「熱い人」になる。そして、熱い人と熱い系の人を見極めるポイントはいくつかあるようです。
わかりやすいところでいえば、各論に踏み込むこと。ここでいう各論とは、目標達成のための具体的なアクションプランのことを指しています。その詳細が明確に決まっていなかったとしても、踏み込んだ質問をすることによって、どんな感情の動きを見せるのかが鍵になってくるのだといいます。
本当に熱い人は、話題が各論になることによって、行動しようという気持ちが芽生えてくる。そして、それを気づかせてくれた相手に、感謝の意を表すのだとか。
しかし、熱い系の人は、各論に入れば入るほど表情が曇って、むしろ感情的になってしまうのだというのです。頭に血がのぼることによって、思考も動きも停止してしまう。
自分はきちんと「熱い人」になっているのか、それともただの「熱い系」なのか。他人の見分け方だけではなく、自身に対する問いかけという意味でも、使える考え方であるといえそうです。
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