成功者がビジネスにおいて大切にしている人間関係とは

2019.7.5

1 成功者は情に厚い傾向がある

成功者は一度付き合い始めた人とは深い人間関係を築く傾向があります。

成功者は多くの人と接することで、人を見る目というものが養われています。ひと目でその人となりがわかるとも言われます。日本マクドナルドの創業者である藤田田氏は、当時高校生だった孫正義氏の熱意に打たれて面会し、ビジネスのヒントを与えています。

またSBIホールディングス代表取締役社長の北尾吉孝氏は、成功する起業家は野心ではなく「世のため人のための志」を持っている、と語っています。成功者は良い人間関係を築ける相手に、そのような「志」を見いだしているのかもしれません。

ビル・ゲイツ氏とウォーレン・バフェット氏の付き合いが長いことは有名です。お互いに会うまでは良い印象は持っていなかったようですが、面会してみると意気投合し、それ以来の友情が続いています。

成功者はみな自身の信念や価値観を持っています。その価値観をもって認めた相手とは、良好な人間関係が続くようです。

また成功者がどのような人を認めるのか、そのヒントを次の言葉から見出せます。

「My best friend is the one who brings out the best in me.(最高の友は私の中から最高の私を引き出してくれる)」
ヘンリー・フォード

成功者はビジネスにも役立つ人間関係において、何を大切にしているのでしょうか。

オフィス・フォー・ユー代表取締役社長の横山信治氏は、「運とは人脈と情報からもたらされるもの」と言っています。

お金持ちはビジネスにおいて、信頼できる人との人間関係を大切にしています。それは自分のビジネスに運をもたらす存在であるからです。もちろん、自分自身もその相手に運を与える存在であり続ける必要があります。

そのためには、お互いの専門分野が異なるということも重要です。

故郷を離れて異国の地でビジネスを成功させる華僑は、人脈というものを重要視します。人脈からお金と知識を生み出すという成功法則を持っているからです。そしてあらたな知識を得るために、異業種に人脈を広げるようになります。

信頼できる人間関係を築ける相手を見つけることで、成功への道も開けます。さらに自分の専門外で人脈を広げることで、自身の知見を広げることができます。ビル・ゲイツ氏とウォーレン・バフェット氏も専門分野はまったく異なります。だからこそ、お互いから得るものは多いということです。

成功者になるためには、すでにその成功を収めた人にアドバイスをもらうのが一番の近道です。しかし成功者は誰にでもアドバイスをするわけではありません。信頼できる人間関係が築けると認める人でなければ、助言すら与えないことでしょう。

人は経験を積む中で自分なりのものの見方や考え方が確立されていきます。そして時に、その見方や考え方に固執しがちです。しかし成功者は多くが、固執することなく教えを受けて、それを実践しています。

「学べば学ぶほど自分が何も知らなかった事に気づき、気づけば気づくほどまた学びたくなる」

これはアルバート・アインシュタインの言葉です。この姿勢を持っている人には、成功者は可能性を見出し助言も与えます。慢心することなく貪欲に、学ぶ気持ちを持つことで成功者との接点も生まれる可能性があります。

お金持ちは人脈こそがビジネスに役立つことを知っています。そして一度認めた人とは長く良好な人間関係を築いています。もちろんお金持ちは、人を見る目を持っています。まずはお金持ちに認められる存在になること、そのためには教えについて素直に学ぶという姿勢を身につけておくとよいでしょう。

参考サイト

ソフトバンク孫正義に宿る日本マクドナルド藤田田のDNA
https://www.shacyoyutai.com/mcdonalds_fujita/

友情名言集（英語＆日本語）
https://meigen-ijin.com/yuujyou/

華僑に学んでわかった「金は天下の回りもの」の本当の意味とは？
http://careersupli.jp/work/chinese-money/

みるみる金運がアップする仕事の仕方＆日常習慣
https://allabout.co.jp/gm/gc/456732/

「学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる。」
https://kando.meigensyu.org/meigen/study.html