本人の自主性に任せることで、自分で問題解決できる人間になって欲しい
神原
以前、ご自宅へお伺いしたときに驚いたことがありました。私の中では、お子さんに対してしっかりマネジメントをするお母さんというイメージがあったのですが、佐々木さんは、お子さんの自主性に任せている、とってもおおらかなお母さんなんです。私の方が細かすぎて・・・(笑)。佐々木さんのお子さんへの教育についての考え方、お子さんへの投資について、同じ母親としてすごく興味があります。
佐々木
教育への投資ということでは、例えば小学生の子どもは塾には行かせてないし、家庭教師もつけていませんが、サマースクールに行かせたり、アメリカにいる親戚の家に1年おきに子供を連れて行って、アメリカ人の家族と暮らすといった「体験」ベースのことを大切にしています。
知識はやる気になれば何歳になっても身につける事が出来る。だから、自分でやる気をだせる人になれるかどうかが大切。人生、うまく行かないこともいっぱいあるわけだから、それをどのように解決していくのか、ということを前向きに考えて、向かっていける人になって欲しいです。周りの人がお膳立てしてあげるとやるけど、そうでないと勉強もしないし遊びもしないというのは困る、と思っています。
内側からエネルギーが出て来る人、何か問題が発生したら、それをどうやって解決しようかと考えたいと思ったり、考えたり、解決する力がある人になってほしいですね。
例えば、ゲーム機で遊ぶのは30分とか、親が決めている家庭もあると思いますが、それよりも、自分で気付いて、やめるという方が自主的でいい。私の人生じゃない。あなたの人生だからね、と、伝えています。
そういうやり方が吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、私は本人たちの自主性を育てること、自らの道を切り開く力を育てることに力を入れています。
以前、ご自宅へお伺いしたときに驚いたことがありました。私の中では、お子さんに対してしっかりマネジメントをするお母さんというイメージがあったのですが、佐々木さんは、お子さんの自主性に任せている、とってもおおらかなお母さんなんです。私の方が細かすぎて・・・(笑)。佐々木さんのお子さんへの教育についての考え方、お子さんへの投資について、同じ母親としてすごく興味があります。
佐々木
教育への投資ということでは、例えば小学生の子どもは塾には行かせてないし、家庭教師もつけていませんが、サマースクールに行かせたり、アメリカにいる親戚の家に1年おきに子供を連れて行って、アメリカ人の家族と暮らすといった「体験」ベースのことを大切にしています。
知識はやる気になれば何歳になっても身につける事が出来る。だから、自分でやる気をだせる人になれるかどうかが大切。人生、うまく行かないこともいっぱいあるわけだから、それをどのように解決していくのか、ということを前向きに考えて、向かっていける人になって欲しいです。周りの人がお膳立てしてあげるとやるけど、そうでないと勉強もしないし遊びもしないというのは困る、と思っています。
内側からエネルギーが出て来る人、何か問題が発生したら、それをどうやって解決しようかと考えたいと思ったり、考えたり、解決する力がある人になってほしいですね。
例えば、ゲーム機で遊ぶのは30分とか、親が決めている家庭もあると思いますが、それよりも、自分で気付いて、やめるという方が自主的でいい。私の人生じゃない。あなたの人生だからね、と、伝えています。
そういうやり方が吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、私は本人たちの自主性を育てること、自らの道を切り開く力を育てることに力を入れています。
30歳の佐々木かをりに贈るメッセージ
神原
30歳のときの佐々木さんは、どんな感じだったのでしょうか?その当時の自分になにかアドバイスをあげるとしたら、どんなメッセージですか?
佐々木
30歳のとき、私は独身で、会社始めて4年目。ニュースステーションでレポーターの仕事も頂いて世界中飛び回っていました。でも、学校で学びたいという思いがとっても強かったことをおぼえています。よく小宮悦子さんとハーバード大学など各大学からのMBA資料取り寄せたり、いつ行こうかと相談をしていたのですが、結局行けなくて・・・。
当時は当時で、仕事が始まったばかりだから今はやめられないと思っていたのですが、今考えると、あの時1年くらい、日本にいなくても良かったのではないかと思えてきます。
だから、30歳の私には「かをり、学校行きたいなら、忙しいとか理屈こねてないで行きなさい!学びたいなら学びなさい!あなたの人生なんだからね」と言いたいですね。
神原
いつも前向きで、全力で取り組んできた佐々木さんは、「後ろめたいことがなにもない」と断言されます。ご自分やご家族に対しても、「体験」という軸を持ってしっかりとした投資をしてきた自信と、自由で自然体な女性としての魅力。素敵な先輩の存在をとても心強く感じました。本日はどうもありがとうございました。
(本記事は、2012年04月10日にファイナンシャルマガジンに掲載されたものを再掲載しています)
30歳のときの佐々木さんは、どんな感じだったのでしょうか?その当時の自分になにかアドバイスをあげるとしたら、どんなメッセージですか?
佐々木
30歳のとき、私は独身で、会社始めて4年目。ニュースステーションでレポーターの仕事も頂いて世界中飛び回っていました。でも、学校で学びたいという思いがとっても強かったことをおぼえています。よく小宮悦子さんとハーバード大学など各大学からのMBA資料取り寄せたり、いつ行こうかと相談をしていたのですが、結局行けなくて・・・。
当時は当時で、仕事が始まったばかりだから今はやめられないと思っていたのですが、今考えると、あの時1年くらい、日本にいなくても良かったのではないかと思えてきます。
だから、30歳の私には「かをり、学校行きたいなら、忙しいとか理屈こねてないで行きなさい!学びたいなら学びなさい!あなたの人生なんだからね」と言いたいですね。
神原
いつも前向きで、全力で取り組んできた佐々木さんは、「後ろめたいことがなにもない」と断言されます。ご自分やご家族に対しても、「体験」という軸を持ってしっかりとした投資をしてきた自信と、自由で自然体な女性としての魅力。素敵な先輩の存在をとても心強く感じました。本日はどうもありがとうございました。
(本記事は、2012年04月10日にファイナンシャルマガジンに掲載されたものを再掲載しています)
株式会社イー・ウーマン代表取締役 佐々木 かをり さん
〈プロフィール本文〉
横浜生まれ。上智大学外国語学部比較文化学科卒業。1987年に国際コミュニケーションのコンサルティング会社(株)ユニカルインターナショナルを設立。2000年(株)イー・ウーマンを設立、同年9月にサイト「イー・ウーマン」を開設。「自分で考え、自分で選び、自分で行動する」をキーワードに集まったスマートコンシューマを集め、企業のブランドコンサルティング、コンセプト提案、商品開発などを行っている。1996年からは毎年夏「国際女性ビジネス会議」を企画、実行委員長を務める。「自分を予約する手帳術」(ダイヤモンド社)、「自分が輝く7つの発想」(光文社智恵の森文庫)などの著書のほか、「インテル戦略転換」(七賢出版)「さよならメリルリンチ」(日経BP)などの翻訳もある。2012年4月には「必ず結果を出す人の伝える技術」 (PHPビジネス新書)も発売となる。
イー・ウーマン ewoman.jp
ユニカルインターナショナル unicul.com
アクションプランナー actionplanner.jp