ただしその心の奥底にある希望は、プレッシャーや不安感といった感情で覆い隠されているので、本人は自覚しにくい状態にあります。ではどのようにして、そのようなプレッシャーや不安感を拭い去ればよいのでしょうか。
今の自分ができることに注目し、やってみる
逆境による不安感やプレッシャーを払拭する方法はシンプルに、“今の自分ができること“に集中するということです。これは”今できることに集中する“というアドバイスにもつながります。大事なことは、どのような状況にあっても、”何かしらできることがある“ということです。
逆境にある人の多くは、苦しさのあまりに一足飛びにそこから抜け出す方法はないかと考え、その答が見つからずに無力感を感じるのではないかと思います。そして、“自分には何もできない”という無力感が生まれてしまいます。
しかし大事なことは、どんなことでもよいので何かを行って、そのことに“集中すること”です。実はそれが問題の解決に直接結びつくことはなくても、大事な役割を果たしてくれます。それは、“心を多い尽くすプレッシャーから一時的に開放される”ことと、それによって“自分の中にある希望を感じることができる”こと、そのための“思考が生まれる”ことです。
人は何かに集中していれば、その瞬間は不安やプレッシャーから解放されます。すると、本来持っている自分が望んでいる生活が頭に浮かぶ可能性が生まれます。さらに人は無心に何かに集中していると頭が“空白”状態となります。その状態で“希望”という感情を感じることにより、それを実現しようとする“思考”が生まれる可能性が出てきます。
まとめ
大きな問題を抱えていると、その解決の糸口が見つからずに不安やプレッシャーと無力感を感じるようになります。しかしそこから抜け出す方法は、極めてシンプルなものです。
自分の奥底にある“希望”を感じるために、一瞬でもその不安やプレッシャーから解放されるように何かに集中すること、ただそれだけのことで自動的に、心の奥底で望んでいる“あるべき自分の生活”を実現しようとするでしょう。
PDCAサイクルからはイノベーションは生み出せないのか
中国のイノベーションが世界でも注目されていますが、ユニコーン企業(評価額10億ドル以上のテクノロジー企業)数も日本を上回っています。理由は多々ありますが、日本で広く普及しているPDCAサイクルがイノベーションを生みにくくしているとの意見もあります。それは本当なのでしょうか。