1.面談の時間は短めに
富裕層は食事と面談を兼ねることが多いですね。そんな富裕層が食事の時間をすごく大切にしていることは最近では広く知られてきました。それは、美味しいものを食べるグルメな時間としてだけではなく、人脈を広げる機会、家族と過ごす時間、友人との情報交換の時間として、まさにオン・オフの両方の時間を有効に使う、いわば両得スタイルとして認知されています。このスタイルが多くの共感を得て参考にしている人が増えてるそうです。素敵な習慣だと思います。
ところで、その食事&面談の時間についてですが、元々はゆったりとした長めの時間を過ごす、これが正しいスタイルなのですが、徐々に時間が短くなっているようです。例えば、お寿司屋さん選びにも現れています。その富裕層によると、最近は、その方のいつもの馴染みのお店ではなく、新しいお店が多いと。馴染みのお店と同じく、この初見のお店も同じレベルの美味しいお店のようですが、一番の大きな違いは、サービスの提供される時間が「短い」ことだそうです。
高級なお寿司屋さんといえば、ほとんどが「おまかせ」スタイルです。一通りのサービス時間はだいたい2時間から2時間半。しかし、この新しいお店は約1時間で一通り最後まで終え、おおよそ1時間30分の違いです。この時間の違いについて富裕層の方に話を聞いてみると、「最近は短い時間」で楽しめるお店に徐々にシフトしているとのこと。そして、最初は1時間では短いと思っていたけどそんなことは無く、最近では2時間を超える食事は少し長いかなぁと感じるとのことでした。また、時間が短くできたことで、その食事後の時間が有効に使えるようになったとも言っていました。
最近は様々なイノベーションの影響ですべての時間軸が短くなっていると言われています。例えば、映像や音楽なでもそうですね。アメリカでは30分尺のドラマがヒットしているようです。社会全体が短い時間で濃い時間を過ごすトレンドになっているのかもしれません。さて、皆さんが食事をセッティングする役の時はこの観点を入れてみるてはいかがでしょうか?もしかすると、「お〜〜っ」と心のなかで思われるかもしれませんね。
2.面談前に用件の50%は解決しておく
3.準備ができる前から面談を申し込む
では、いつ面談を申し込めばいいのか? 私は、面談中に次の面談予定を決めることをお勧めします。その理由は、①相手がどの程度急いでいるかその日程の入れ方でわかる、②最低限、次までに欲しい答えがわかる、などなかなか顔を見ていないと難しことを掴むことができるからです。さらに、先方の宿題が深くて難しいときは、次回の面談だけではなく、数回分の日程を確保してもらいましょう。もし、思い通りにいかないときは、理由をちゃんと伝えてキャンセルすればいいのです。キャンセルすることを恐れることより、期待のスピードを満たせないことを恐れるべきです。
富裕層を感心させる面談のコツをみてきましたが、実は多くの社長やエグセクティブにも同じ傾向があります。今までの伝統的な面談のコツに、今回の3つを加えて多くの人を感心させてみてはいかがでしょうか。