2018.9.28(2020.9.11更新)
富裕層の読書術1|まずは読書の習慣化から
米国の著名実業家でNBAのダラス・マーベリックスのオーナーでもあるマーク・キューバンは、毎日3時間の読書を行うことでも有名です。この毎日の3時間の読書が、自分が関わる業界を深く知ることに役に立ち、ビジネスに大変役に立ったと語っています。
そんな彼は、「誰でも、同じ本や雑誌を買えた。望めば、誰でも同じ情報を得られた。結局、ほとんどの人は本心から望んでいなかったということだ」と、本を手にすることは誰もが平等であると言っています。つまり、成功を手に入れる権利は平等にあり、それを行使するか、しないかは個人に委ねられているということです。
とはいえ、仮に本を手にしたとしても、読書の習慣が身についていないと「最後まで読めない」とか、「つい忙しくて読まなくなった」となる人がほとんどのはずです。
そんな彼は、「誰でも、同じ本や雑誌を買えた。望めば、誰でも同じ情報を得られた。結局、ほとんどの人は本心から望んでいなかったということだ」と、本を手にすることは誰もが平等であると言っています。つまり、成功を手に入れる権利は平等にあり、それを行使するか、しないかは個人に委ねられているということです。
とはいえ、仮に本を手にしたとしても、読書の習慣が身についていないと「最後まで読めない」とか、「つい忙しくて読まなくなった」となる人がほとんどのはずです。
ちなみに、富裕層になる人の特徴は、「富裕層になるための習慣を一つでも多く身につけている人」と断言しても良いかと思いますが、富裕層になるような人は、やはりごく自然に読書を習慣化しています。読書習慣は、富裕層になる人にとってマストな存在といっても過言ではないでしょう。
ビルゲイツに学ぶ読書を習慣化するコツ
では、どのように習慣化しているのでしょうか。あの有名なビル・ゲイツは、「眠りにつくまでの1時間を読書の時間」という生活の中のタイミングとして習慣化しているようです。私たちが「食後には歯磨き」を習慣化しているタイミング認識を利用した習慣化です。
また、環境やシチュエーションで習慣化するケースもあります。例えば、移動時間。新幹線や飛行機の移動では必ず全てを読書の時間に充てるという人はかなり多いようです。また、本の置き場所を工夫して、必ず生活の中心となる場所に置き気がつけば手にとって読書するとか、快適な少し値の張ったチェアーを購入しそこに座るときは読書で過ごすとか、コーヒーや紅茶を飲む時には必ず数ページでも本を読むなど環境を起点にして習慣化を行うケースも効果が高いようです。
読書を習慣化するために一番効果的な方法とは
習慣化の手法は人により様々ですが、それでももっとも効果的とされるのは、好きな本を読むことだとされています。あのイーロン・マスクはSF小説が大好きで1日に12時間も読んでいたとされています。好きな本に没頭することが習慣化のコツと言えます。
富裕層の読書術2|読書を通じて賢者は歴史を学ぶ
ドイツの政治家・ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いました。この名言の解釈は諸説ありますが、私は「自分で手痛い失敗するよりも他人の失敗から先に学べ」という、他人の失敗をしっかりと知識として刻んで自分に活かす大切さを示唆したものであると解釈しています。
ところで、富裕層の好きな本のジャンルは自伝だといわれています。一説には、自伝には、成功した要因や環境などポジティブなことだけではなく、失敗や挫折などのネガディブなことについても書かれているから人気が高いそうです。まさに、富裕層=賢者は歴史に学ぶと言ったところでしょうか。
このように歴史を学ぶ本が富裕層を育てていることを証明するエピソードがあります。
ビル・ゲイツが「最高のビジネス書」と紹介した本とは
2014年にビル・ゲイツが「最高のビジネス書」として、ジョン・ブルックス著の「人と企業はどこで間違えるのか?」を紹介しています。
その際に、この本とビル・ゲイツの出会いのエピソードが面白く評判になりました。ビル・ゲイツは、この本を大親友のウォーレン・バフェットから20年以上も前に借りて、返すことなく、そして何回も何度も繰り返して読んだそうです。
ここまで夢中になるこの本の内容はというと、世界の経済をリードする米国の歴史的な大きな転換点にフォーカスを当てた本です。例えば、大事件、株価暴落、企業不正、歴史的な裁判、マーケティングミスによる企業の没落などの事実を基にした本です。ビル・ゲイツやバフェットはこの本から失敗の歴史を大いに学んだに違いありません。
みなさんも好きな本や環境を整えて読書を習慣化できた次には、このように歴史から学ぶことができるような読書にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
富裕層の読書術3|何度も繰り返し読みたい本に出会う
さて、読書の習慣が身についてきたら、できるだけ早く取り組んで欲しいことがあります。それは、「何度も繰り返し読みたくなる本」に出会うことです。
富裕層になる人の読書の目的は多岐に渡りますが、その中の一つに、「目指す人の思考法を自分のものにする」、そして「実践して近づく」ことがあります。実は、富裕層になる人の多くが自伝を好きな理由はここにあります。成功者のほとんどは、「その分野の成功者から学ぶ」ことをすごく大切にしており、その人から自分の目指す人の生き方や考え方を身に付け、それを自分のものにして、最終的には自分がその目指す人を超えることを目指しています。
これを実現するには、本を何度も読み返して読むことが大切です。何度も繰り返して体と頭に目指す人の思考や行動をインプットすることではじめて、どんな状況においても尊敬する人の行動や思考をアウトプットすることができるようになります。
このように繰り返し読みたい本に出会うためには、まずは、目指す人や目指す生き方などを自分で模索しイメージを固め、しかも、それをきちんと表現している本に出会う必要があります。そのためにも、まずは本屋さんにフラッと立ち寄る時間を作り、じっくりとこれから何度も繰り返して読みたい本を探すところからはじめませんか。
そして、その準備ができたら、本を無性に読みたくなる環境を作り、そこに身を置いてみましょう。
このように繰り返し読みたい本に出会うためには、まずは、目指す人や目指す生き方などを自分で模索しイメージを固め、しかも、それをきちんと表現している本に出会う必要があります。そのためにも、まずは本屋さんにフラッと立ち寄る時間を作り、じっくりとこれから何度も繰り返して読みたい本を探すところからはじめませんか。
そして、その準備ができたら、本を無性に読みたくなる環境を作り、そこに身を置いてみましょう。