2019.6.24
タクシーに乗るのは「時間」が一番の価値を持つから
裕福層がタクシーを好んで使うのは、「時間」を何より大切にする意識を持っているからです。タクシーを活用することでどんな時間を生むことができるのか、ここでは4つの例を挙げていきます。
移動時間のショートカット
タクシーを利用することで移動にかかる時間を短くすることができます。目的地によっては駅から離れている場合もあり、そのような場所へ行く際には小回りのきくタクシーの方がスムーズです。
また、地域によっては「電車やバスが通るのは1時間に1本だけ」という場所もあるため、それを待つのは大きな時間のロスとなってしまいます。
リラックスできる一人の時間
タクシー内は、基本的に運転手と自分自身の2人だけの空間です。そのため、移動中もリラックスした時間を過ごすことが可能です。
電車やバスなどは多くの人が利用するため、その中でリラックスすることは難しいでしょう。中には電話をしたり、複数人で大声で会話したりとマナーの悪い人と一緒になるリスクもあり、リラックスどころかストレスを感じてしまう場合もあります。
移動時間も仕事ができる
タクシーでの移動なら、移動中に仕事をすることもできます。同じ空間に自分以外には運転手しかいないため、誰かに邪魔されることなく集中して仕事に取り組むことが可能です。
電車でも座りながら仕事をすることはできますが、隣の人と密着した窮屈な状態の中で集中を維持することは簡単ではありません。また、自分自身で車を運転する場合も当然仕事をすることはできませんね。
疲労を回復させられる
移動中に仕事を進めることもできますが、疲れた体を癒せることもタクシーを使うメリットの一つです。座席を一人で広々と使えるので、電車やバスのように窮屈さで疲れてしまうこともありません。
自分で運転をしているわけではないので、目的地に着くまでの間は仮眠をとることもできます。このように、疲労時にも気兼ねなく利用できるのもタクシー移動の嬉しいポイントです。
トラブルに巻き込まれることを避けるリスクマネジメント
タクシーを使うことは有意義な時間を生み出すだけではなく、トラブルに巻き込まれるのを防ぐ効果もあります。実際にどんなリスクを避けられるのかを見ていきましょう。
電車で痴漢冤罪をかけられるリスク
男性が電車に乗る時に気をつけなくてはならない点として、「痴漢の冤罪」が挙げられます。とくに満員電車に乗る時には注意が必要であり、電車の揺れが原因で、女性の体に意図せず触れてしまうこともあり得るでしょう。
これを避けるためには、そもそも「電車に乗らないこと」が最も確実で簡単な方法と言えます。自分がやってもいない罪で濡れ衣を着せられ、トラブルに巻き込まれるリスクをなくす上でもタクシーの利用は有効な手段です。
交通事故の加害者になるリスク
自分で車を運転する場合、交通事故の加害者となってしまうリスクもあります。
運転中どんなに気をつけていても、急に子供が飛び出してきたり、死角からバイクが追い越してきたりと、予期できない危険な出来事が運転にはつきまといます。車を自分で運転する際は、このような「防ぎようがないリスク」があることも頭に入れておかなければいけません。
自分のクレジットを何より大切にする
富裕層は自分の信用や信頼をとても大切にします。なぜなら、今後も富を築き資産を守っていく上で、自分の信用・信頼といった部分は必要不可欠な要素だからです。
そのため、たとえ自分に責任がないことであっても、自分自身のクレジットを傷つけるような可能性があることは極力避けます。そのために高いコストがかかるとしても、「自分の信用を守るための必要経費」と考える人が多いでしょう。
お金を社会に還元したいという思い
裕福層がタクシーを使うのは自分のためだけではありません。裕福層がタクシーを積極的に利用することで、「社会にお金を還元する」という側面も考えられます。
社会にお金を還元すると何が起こるのか、また裕福層はなぜそう考えるのかを見ていきます。
タクシー運転手の雇用を生み出す
裕福層がタクシーを利用すれば、それだけタクシー運転手の仕事が増え、結果として雇用が生み出されます。タクシーを使う側のメリットについてはこれまで述べてきた通りですが、社会に必要な雇用を作り出すことも、タクシーを使うことの利点と考えられるでしょう。
世の中の多くの人が「タクシーは高いから使わない」という考え方になってしまえば、タクシー運転手の仕事は減るため失業者を出してしまうことにも繋がります。
価値あるものに積極的にお金を払う習慣
裕福層は「高いか安いか」という視点でその商品を買うかどうかを判断しません。その商品に「価値がある」と感じれば、多少値段が高いとしても惜しむことなくお金を投じます。
タクシーの利用もその一つです。タクシーの料金は電車やバスに比べれば高いですが、「それだけの価値がある」と裕福層は判断し、移動手段として積極的に活用しているのです。
富を還元するという思い
世の中の多くの成功者は、慈善事業に多額の寄付を行うなど「社会に富を還元したい」という思いを抱いています。その思いの根底には、「自分自身が富を築けたのは社会のおかげである」という考え方があります。
そして社会に富を還元することで、自分もさらに豊かになれるというマインドセットも持ち合わせているのです。「自分で稼いだお金は自分だけのもの」という考え方では、本当の意味での豊かさは手に入らないと言えるでしょう。