2018.12.7
トラスティは必ずいる
あなたのまわりで、自分のトラスティとなってくれそうな人の顔が思い浮かぶでしょうか。
もし心当たりがあるのであれば、ぜひその人に思考を預けてみてください。
僕はトラスティに流されて、思考をまねしたところ、すぐに変化が起きました。
もし心当たりがあるのであれば、ぜひその人に思考を預けてみてください。
僕はトラスティに流されて、思考をまねしたところ、すぐに変化が起きました。
一方、自分のまわりでは全面的に信頼できるトラスティが見つからないという場合もあるかもしれません。
しかし、思考信託の最初の段階ではトラスティとなる人のすべてをまねする必要はないと、僕は考えています。
なぜなら、
しかし、思考信託の最初の段階ではトラスティとなる人のすべてをまねする必要はないと、僕は考えています。
なぜなら、
「全体的には信託できないけれど、部分的には信託できる」
というケースが実際にはほとんどだからです。
たとえば、「仕事ぶりについては見習いたいが、仕事中心で休みもほとんどとらないようなライフスタイルについては自分とは違う」といったケースです。
この例でいえば、仕事ぶりだけを思考信託して、ライフスタイルについては別の人に思考信託すればよいと思います。まずは部分的に信頼して、徐々にその信頼の幅を広げていけばよいのです。
思考信託する対象は、大小にかかわらず、分野ごとにたくさんいてもかまわないと思います。
僕自身もそうですが、100%完璧な人はいないのが当たり前です。人はみんな良いところと悪いところをもっています。
思考信託する対象は、大小にかかわらず、分野ごとにたくさんいてもかまわないと思います。
僕自身もそうですが、100%完璧な人はいないのが当たり前です。人はみんな良いところと悪いところをもっています。
見習いたいほどすばらしいところが20%ぁれば、残りの80%を気にするのではなく、20%に集中すればいいのではないでしょうか。悪いところは注目してもしかたありません。
そのように考えれば、あなたのまわりでも、トラスティはたくさんいるはずです。
最初は、自分よりもすぐれていて信頼できる人を見つけ、部分的にでも思考信託することからはじめてみましょう。
そのように考えれば、あなたのまわりでも、トラスティはたくさんいるはずです。
最初は、自分よりもすぐれていて信頼できる人を見つけ、部分的にでも思考信託することからはじめてみましょう。
山の下からは頂上は見えない
中には、「自分のまわりには、1人も思考を預けられるような人はいない」と言う人もいるかもしれません。
そのような人は、少し考え方を変えてみると、トラスティが見つかる可能性があります。
仮に、自分が会社の部内で営業成績がトップであったとしても、ほかの会社に目を向けてみればもっと成績を上げている営業マンがいるはずです。
つまり、
そのような人は、少し考え方を変えてみると、トラスティが見つかる可能性があります。
仮に、自分が会社の部内で営業成績がトップであったとしても、ほかの会社に目を向けてみればもっと成績を上げている営業マンがいるはずです。
つまり、
自分がいちばん上だと思っていると、下しか見えなくなってしまう
のです。
美容院で働いていたころの僕も、まさにそのような感じでした。
美容院で働いていたころの僕も、まさにそのような感じでした。
たとえば、ゴルフを20年以上続けている経験者でも、世界最年少で賞金王に輝いた石川遼選手の「どこがすごいか」ということについて、すべてを理解するのはむずかしいと思います。
もちろん、結果を出していることやイメージのレベルではすごいということはわかっても、具体的な技術やメンタルまでは一部しか見えていないはずです。もしも全部見えているとすれば、その人も石川選手と同じレベルまで達していないとおかしいでしょう。
もちろん、結果を出していることやイメージのレベルではすごいということはわかっても、具体的な技術やメンタルまでは一部しか見えていないはずです。もしも全部見えているとすれば、その人も石川選手と同じレベルまで達していないとおかしいでしょう。
反対に、石川選手からは20年以上続けているアマチュアゴルファーのことがよく見えます。自分がすでに通ってきた道なので、「技術の面はこうすればいい。メンタルトレーニングはこうすればいい」という的確なアドバイスができるはずです。
つまり、
つまり、
山の上から下はすべて見えるのですが、山の下からは日の前の生い茂った木しか見えない
です。
仕事でも同じようなことがいえます。
仕事でも同じようなことがいえます。
入社数年目の社員は、新入社員のやっていることは手にとるようにわかっても、上司や社長のやっていることは見えないものです。
「上司はなにもわかっていない」と愚痴を言う社員もいますが、その社員にはわからないだけで、上司自身はわかっているケースが多くあると思います。
会社で大学生を面接したことがある人ならわかると思いますが、多くの大学生はなにをやりたいかが明確ではないので、「本当はこうなんだよ」「もっとこうするといいよ」とアドバイスしたくなります。
実は、自分が大学生を見ているのと同じような目で、上司や社長は自分のことを見ているのです。
「上司はなにもわかっていない」と愚痴を言う社員もいますが、その社員にはわからないだけで、上司自身はわかっているケースが多くあると思います。
会社で大学生を面接したことがある人ならわかると思いますが、多くの大学生はなにをやりたいかが明確ではないので、「本当はこうなんだよ」「もっとこうするといいよ」とアドバイスしたくなります。
実は、自分が大学生を見ているのと同じような目で、上司や社長は自分のことを見ているのです。
美容院時代の僕は「自分より早く成長している同僚がたくさんいること」に気づいたのをきっかけに、オーナーのアドバイスを聞くようになりました。同じように、
「自分よりも知識や経験があって実績を出している人はたくさんいる」という視点をもてば、自然とトラスティにしたい人が見つかる
のではないでしょうか。
それでもなお、トラスティが見つからないという場合は、先に説明した世間信託や指南信託からはじめてみて、信託の段階を徐々にステップアップしていくのもひとつの方法だと思います。
世間信託の段階からはじめてみると、自分自身の「我」を捨てて実際に流されることに慣れてくるはずです。そうなれば、自然とトラスティも見つかるようになると思います。
世間信託の段階からはじめてみると、自分自身の「我」を捨てて実際に流されることに慣れてくるはずです。そうなれば、自然とトラスティも見つかるようになると思います。
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