成功者が纏う雰囲気・オーラの正体とは何か?共通する特徴

生き方

成功者が纏う独特の雰囲気に圧倒され、また良い意味で刺激を受けた方は少なくないでしょう。かく言う私もその一人で、20代の頃は「自分も歳をとったら、ああいう雰囲気の人間になりたいな!」としばしば感じたものです。成功者が共通して纏う雰囲気の正体を考えます。

2019.8.29

成功者の雰囲気はビジネス形態で違ってくる?

生家は平凡なサラリーマン家庭でしたが、私は高校・大学時代以降、総合商社でのIT戦略担当を経てIT系企業・ベンチャー企業の経営補佐に至るまで、社会的に成功者と目される方々の比較的近くで過ごせる機会が多かったと感じています。環境的・立場的にたまたま恵まれたに過ぎない訳ですが、大手企業・ベンチャー企業の経営者、老舗の自営業者、独立開業した医師・弁護士・公認会計士・税理士、大学教授、政治家、キャリア官僚の幹部、そして投資家など様々です。

成功者との関わり方は、一緒に仕事や活動をさせていただいた方々ばかりでなく、親戚筋、同僚・先輩・友人たちの親御さんなど、こちらもいろいろです。飽く迄も主観の世界ですが、成功者の雰囲気はビジネス形態や規模感、年収で違ってくると感じます。例えば、大手企業のサラリーマン経営者と、ベンチャー企業のオーナー経営者とでは、同じ企業経営者とは言え、纏う雰囲気は大きく異なりますね。

また、バックグラウンドに関係なく、年収2,000万円程度の方と1億円前後ある方とでは、言わずもがな見ている世界は全く違います。同じ年収5,000万円程度でも、企業経営者と個人投資家とでは、纏う雰囲気はこれまた異なるもの。意外にも、ベンチャー企業のオーナー社長と政治家、キャリア官僚の幹部と大学教授、彼らはなぜかそれぞれ醸し出す雰囲気が共通しているなと感じることが多いものです。

それでも成功者に共通する雰囲気の特徴はある?

成功者が纏う雰囲気は、ビジネス形態や規模感、年収で違ってくる部分が多いのは確かです。それでも、成功者の雰囲気として共通する特徴も感じ取れます。

・快活で信頼できる雰囲気

これまでの実績の積み重ねと、自身の行動への納得感が面構えにも現れ、信頼できる雰囲気を漂わせる成功者がほとんどです。本物の成功者ほど、仮に相手が年下・目下の立場であってもシッカリ相対し、いつも元気な挨拶を返してくれるようなタイプが多いものです。

表情も豊かで、常に仏頂面のようなタイプは稀です。成功者が登場するだけで場の雰囲気が一気に引き締まったり、華やいだりするのもよくあることですね。成功者が発する信頼できる雰囲気や快活さが、チャンスや良い運気を引き寄せるのかも知れません。

・厳しい中に優しい雰囲気

人並み以上に努力・研鑽を積み、壁を乗り越えて来た結果、今の自分がある方がほとんどです。苦労して戦ってきた方は、自身の弱さ・強さを認識しており、本気で奮闘している人間の立場、気持ちを瞬時に汲み取ります。

この雰囲気を持つ成功者は、自身の知見・経験値を周囲と共有することで、さらに一緒に成長してゆこうと考える傾向が強いですね。後進にもビジネス面では厳しくても、人間的には懐が深く、時として優しく温かい雰囲気を見せてくれます。経済的な余裕と同時に精神的にもゆとりがあり、人間としての器が大きい印象です。

・落ち着いて動じない雰囲気

成功者の特徴として、落ち着いた雰囲気は共通しています。仮に20〜30代の若手成功者であっても、年齢の割に物事に動じないし、どっしりと構えた雰囲気を持つ方が少なくありません。キツい状況、理不尽な経験をくぐり抜けて成功者となったケースも多いので、多少のアクシデントで取り乱したり、周りを煽ったりすることはありません。

また、焦って頭が真っ白な状態でドタバタしても、却って状況を悪化させ、何も解決しないことを痛感しているものです。このため、解決のポイントを冷静に炙り出し、効果的な手を落ち着いて打ってゆくロジカルな思考力があります。このため、周りは落ち着いた頼れる雰囲気を感じることになるのですね。

・言い訳せず潔い雰囲気

これも成功者の多くに共通する雰囲気です。成功者になるために、多くの失敗から学びを得て成長してきた訳ですが、成功者になった方は物事を他責にすることを嫌う特徴が顕著です。厳しい状況に陥っても周囲のせいにせず、自らの選択の結果として自責の念を持って対処します。

失敗や負けは潔く認め、感情論に流されずに次のために合理的な手を打つという、厳しい現実にも真正面から向き合える胆力も共通の特徴です。このためでしょうか、成功者には自ずと潔い雰囲気が漂う場合が多いのです。キツい状況からも目を逸らさず、真正面から対処してきた方ほど、結果的に報われて成功者になっている気もしますね。

成功者が纏う雰囲気・オーラの正体とは何か?

それでは、先に触れたような成功者が共通して醸し出す雰囲気の正体とは何でしょうか。自分の「行動」に対する「自信」と「納得感」が最大の正体だと感じます。例えば、家柄や学歴・職歴などは、自身の選択だけではどうにもならない面がありますね。

しかし、今・これからの「行動」については、いかなるスタートラインに立っていようと自身での選択が可能です。結果的に誤った選択をし、誤った行動をすることは、成功者とて人間である以上は避けられません。それでも、キチンとした思考の下で決断し、失敗したのであれば、謙虚さを失わない限り学んで、次に繋げられる教訓があるものです。

少なくとも、自身に対する「納得感」は得られます。そして、現状を直視し、失敗を糧として成功体験を重ねられれば、自分に対する「自信」を培うことになります。成功者は自身の決断・行動に常に「納得感」を持っているので、その「自信」は簡単に崩壊せずブレないし、自分大好き人間が多いのでしょう。

このようなものが、成功者が共通して纏う雰囲気・オーラを特徴付けているのではないでしょうか。成功者の雰囲気を傍で感じることは、元気や勇気をもらうことになります。自分が成功者になりたいならば、臆さずに、成功者と直接会う機会を作った方が良いと感じます。

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Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。

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