1 マルチタスクとは何か?できないことには理由がある
1-1 マルチタスクとは
しかしコンピュータは同じ時間に複数のことを並列して作業することはできません。人も同じように、並列して同時に複数の作業をこなすことはできないものです。
いくつかの作業を細かく切り替えながら同時進行で行うような進め方を、マルチタスクと呼びます。
1-2 人間がマルチタスクを苦手とする理由
ただし、電話をかけて相手が出るまでの間にメールチェックをするといったように、隙間時間を利用することは可能です。
1-3 マルチタスクは無駄な時間を生む
このようなミスにつながる可能性もあるので、マルチタスクができないと気にする必要はありません。
1-4 マルチタスクは脳に影響を与えることも
まずマルチタスクを行うと、集中力の低下が懸念されます。ほかの作業にも注意しなければならないので、集中力が分散してしまいます。(※3)
また、ほかの作業に気をとられることで、余計なストレスを抱え、脳へのストレスが蓄積されがちです。ストレスが溜まると記憶力も低下するので、短期記憶を必要とする作業のパフォーマンスを低下させてしまいます。
2 マルチタスクができれば仕事の処理能力が高いのか
2-1 マルチタスクでは質の高い仕事は難しい
つまり、一見すると複数の仕事を同時進行で進めている人は仕事ができると見られがちですが、実はその内容は精度が高いものではないというのが実情です。
中途半端にながら作業で進めることにより、ミスや課題を見落とす可能性もあります。
2-2 脳への負担が確実に増している
これは確実にパフォーマンスを低下させます。
2-3 長期スパンでの段取りが組めなくなる(※1)
その結果、長いスパンで成果を生み出す仕事は後回しにするようになり、長期スパンでの段取りを組むことそのものをやめることにもつながりかねなくなります。
3 仕事の処理能力を上げる3つの方法
3-1 マルチタスクをシングルタスクに変えること
そこで意識的にマルチタスクをシングルタスクに変えていく必要があります。
仕事には思考を深めるものや作業的にこなすものなど、いくつかの種類があります。どうしても複数の仕事をマルチタスクに行わなければならないのであれば、同じ内容の仕事をまとめるようにしましょう。手がける仕事は違いますが、内容としてはシングルタスクに近い状態になります。(※2)
3-2 記憶には頼らないこと
そこで仕事を切り替える際には記憶に頼らず、どこまで作業したのかを記録するようにしましょう。頭に入れる情報をメモなどに残すことで、脳への負担が軽減されます。
3-3 気になることは脇に置く
気になるからちょっと調べものを、と行動してしまうと、今の作業に集中できません。なるべくパフォーマンスを高めるための工夫を考えましょう。
まとめ
https://tabi-labo.com/178585/multitask-brain
※2
生産性10倍に?!「シングルタスク」に切り替える方法
https://next.rikunabi.com/journal/20180112_d/
※3
「マルチタスクは集中力を欠落させる」などデジタル社会が脳に及ぼす悪影響とは?
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gigazine.net/amp/20150119-tech-bad-brain%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAf3Qhu6Oo9SWUA%253D%253D