2018年7月11日 更新

学生時代に起業したグルメアプリ事業、利益を上げながら社会貢献するワケ〈城宝薫〉

海外で目にした開発途上国の子どもたちと、米国のNPO団体に触発され、社会貢献できるグルメアプリ事業を立ち上げたテーブルクロス社長の城宝薫さん。起業当時、女子大生社長だった城宝さんはなぜ、途上国を支援する事業を始めたのでしょうか。

2018.6.11

飲食店予約で子どもたちに寄付、日本人に合った寄付モデル作る

STAGE編集部:テーブルクロスの事業内容を教えていただけますか。
大学3年生のときに立ち上げた事業で、テーブルクロスという飲食店を予約できるアプリを運営しています。アプリから飲食店を予約すると、予約した人数分の給食が途上国の子どもたちに届く仕組みです。給食を届ける費用は実際に飲食店に集客したことで発生する広告費の一部を充てています。
システムは自社開発で、6,000万円ぐらいの費用をかけて構築しました。ざっと1億円ほどの投資を集めて開発をスタートさせたのですが、お金に関する知識もないまま起業したので、怖さも感じずに始めることができました。今だったら、怖くてとてもできないと思います。
STAGE編集部:寄付した給食の数をユーザーや店側が確認できるといった、アプリのアイディアは最初からあったのですか。
事業自体は日本人に合った寄付モデルを作ろうという思いからスタートしました。寄付したお金がどうなるかは、気になるものです。そこが透明化されていることによって、寄付に加わる人が増えるということは分かっていました。
ただ、ポケットマネーで寄付するのは日本に合わないと感じていました。日本人に合うのは、ペットボトルのキャップを外して捨てるように、お金の負担はないけど、習慣の中でやることだと思ったのです。それで予約に目をつけ、寄付の行方を見える化したわけです。
STAGE編集部:学生時代に起業されたそうですが、当時から力になる仲間を引き寄せる何かがあるように感じました。どんな行動をしていましたか。
当時はゼミの先輩やベンチャー界隈の飲み会であった人ら知り合いで少しでも頼りになりそうな人には、次々に声をかけていました。最初の発起人の1人を探してくれたのは、小学校からの幼なじみでした。
自分の中で自覚はなかったのですが、あるメディアに「巻き込み力がある」という表現をされました。思いは言葉にしないと分からないものです。経営は自己表現の場ですから、言葉で伝えなければならないのは同じでしょう。だから、自分の考えていることややりたいことを常に発信するようにしてきました。それがうまくいった理由かもしれませんね。

テーブルクロスの原点はインドネシアと米国での発見

STAGE編集部:社会貢献につながる事業を始めるに当たり、直接のきっかけになる出来事はあったのでしょうか。
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