「夢」小さくていい
「将来の夢はありますか?」そう聞かれてハッキリと答えられる人は少ないと思います。「夢」なんてこの年になって今更。毎日の暮らしが手一杯で「夢」なんて考える暇がない。なんてネガティブな答えが返ってきそうですが…。
子供の頃や若い頃の夢は大きくて立派なものではありませんでしたか?そのままを引き継いで「夢」を語る時に、大きくて立派なものではならない考えがちではないでしょうか。勿論、壮大な「夢」に向かって歩んで行くことは素晴らしいことです。自分の力を信じてチャレンジした夢は人生を激変させるかもしれませんし、周りから高く評価されるでしょう。しかし、「夢」は他人のものではなく自分のもの。その大きさや内容を人と比べたりするものではありません。
小さな「夢」を書きだす
日々の暮らしの中で、「こうなりたい」や「やってみたい」「できるようになりたい」などチラッと思うことは誰しもあるものです。その時の気持ちはとても素直な感情だと思います。それを自分の「小さな夢」ととらえても良いと思うのです。私はそれをいつも持ち歩く手帳に書くことにしています。
毎日とまではいきませんが時々見ては、「夢」を叶えるにはどうしたらいいのだろう?と考えます。すると自然と「夢」に繋がる行動をするようになっていきました。書き出すことは自分のエネルギー生む作業でもあるのです。
小さな「夢」を声にだしてみる
誰しも「好きなこと」「やってみたいこと」を考えるとワクワクして気分が上がってきますよね。是非、それを声に出し人に話してみてください。声に出すことで叶うこともあり助けてくれる人も出てきたりします。
食いしん坊な私が、たまたま同僚にお酒と魚が好きだと話をしました。それがきっかけで、誘われて訪れたのは日本酒に造詣が深い和食店でした。ちょうど日本酒のおいしさに目覚めた頃で一瞬にして虜に。そして日本の文化でもある日本酒を深く知り、多くの人と共有したいと考えたのです。
後日、改めて一人でお店を訪れ、自分のその考えを素直にお店の大将に話すと、日本酒の講習を快諾して頂けることになりました。そうして「日本酒を嗜む会」は発足できたのです。
「夢」は次の「夢」につながる
今後、この会がどのように発展していくかは未定です。でも、いつも私の頭の片隅には小さなアイデアと希望が膨らんでいます。会を重ねる毎にメンバーとの親交も深まり、新たなアイデアが生まれることにも期待しています。そして、この会に参加した一人でも多くの人がワクワクしてくれたら、人生の何かの気づきを得て頂けたら、私の別の「夢」に一歩近づくことでしょう。
小さな「夢」を繋げたり、重ねたりすることで大きな「夢」へ続くかもしれません。それはやってみないと分からないものです。これを読み終えた人が、さっそくペンをとり「こうなりたい」「やってみたい」と小さな「夢」を書きだしたり、誰かに話したりすることがありますように。