2019.3.28
人生に効く映画の名言(英語・日本語)
人生の在り方について語った俳優や映画監督の名言を、日本語・英語を問わずに2本紹介します。
『You gotta take what you can, when you can, while you can. And you gotta do it now.(できる内に、できることをやっておけって。それ、今でしょ!)』
2000年の米国の青春映画で、キャメロン・クロウ監督・製作・脚本の「あの頃ペニー・レインと(原題:Almost Famous)」にある名言です。バンド・マネージャを目指すジミー・ファロン演じるデニス・ホープが、このセリフでメンバーを説得していました。何ごとも後回しにすると、せっかくのチャンスでも逃してしまうぞ、という意味ですね。そもそも、チャンスは一度しか訪れないこと、ここぞと感じたら即アクションあるのみであることは、成功者ならば肌感覚で理解できるのではないでしょうか。
『絶望した時に発狂から救ってくれるのは、友人でもカウンセラーでもなく、プライドである。』
長崎県出身の小説家で、映画監督でもある村上龍氏による名言です。昨今は、金融・政治経済評論家としても認知されていますね。「限りなく透明に近いブルー」では、群像新人文学賞と芥川龍之介賞を受賞しました。人生思うように行かないことや、落ち度がないのに困難に巻き込まれることも多々あります。そのような時、自暴自棄にならずに自身を保てるのは、最後には培ってきたプライド(その場だけの見栄ではない)だと実感します。逆に言えば、本物のプライドを持っていない人間は信用できない、とも言えますね。
ビジネスに効く映画の名言(英語・日本語)
ビジネスの取り組みについて語った俳優や映画監督の名言を、日本語・英語を問わず2本紹介しましょう。
『You can’t make an omelet without cracking eggs.(タマゴを割らずにオムレツは作れない)』
ロバート・ロッセン製作・監督・脚本による1949年の米国映画、「オール・ザ・キングスメン(原題:All The King’s Men)」に出て来る名言です。ジョン・アイアランド演じるジャック・バーデンによる捻りが利いたセリフですが、「何かを得るためには代償が必要だ」「得るものがあれば失うものもある」という意味合いです。ビジネスにおいても、真実の一面を表していると感じませんか。一例ですが、ある庶民的な飲食店でサーヴする料理をグレードアップし、客単価を上げたとしましょう。恐らく、それまで通っていたお馴染みさんとは異なる、新しい客層がメインとなってくるはずです。
『仕事って、自分のためにするものじゃないんです。自分のためだけだと苦しくなって、結局行き詰まる。人のためにやるから頑張れるんです。』
京都府出身の映画監督で、沖縄を拠点に活躍中の中江裕司氏による名言です。「パイナップルツアーズ」で商業映画へのデビューを果たし、日本映画監督協会新人賞も受賞しました。「白百合クラブ東京へ行く」「ホテル・ハイビスカス」「ナビィの恋」など、沖縄を舞台にした作品を精力的に撮っている監督です。自身の功名心のために仕事をしようと思っても、そうそうモチベーションは湧かないものですね。そのような際、日々支えてくれる家族の顔を思い浮かべたり、クライアントが喜んでくれる姿を想像したりすると、意外とキツい局面でも乗り切れてしまったりします。
恋愛に効く映画の名言(英語・日本語)
最後は、恋愛について語った俳優や映画監督の名言を、日本語・英語を問わず2本紹介します。
『周りの意見なんてどうでもいい。生きていくのは自分なんだから。』
全米映画・TV監督組合(DGA)所属の映画監督、北村龍平氏による名言です。代表作には、フィラデルフィア国際映画祭観客賞を受賞した「あずみ」や、「ゴジラ FINAL WARS」などがあります。恋愛なんて本来は主観とエゴのカタマリな訳ですが、日本人の恋愛は、どうしても他人の視線・評価を気にしすぎるきらいがありますね。その恋愛を選んだ結果、幸せになるのも不幸になるのも、究極的には自分自身です。周りの視線や意見で怯むようなら、それは本物の恋愛ではないのかも知れません。
『Who you are very stylish girl. That we end stylishly.(君はとっても粋なコだよ。だから、粋な別れにしよう!)』
1961年のブレイク・エドワーズ監督、オードリー・ヘプバーン主演による洋画「ティファニーで朝食を(原題:Breakfast at Tiffany’s)」の中で、ジョージ・ペパードが演じたポール・バージャクによる名言(迷言?)です。男女間の別れも粋を心掛けたいものですが、現実はそうそう甘くありません。今の時代から見れば、身勝手な男性の言葉のようにも感じます。映画の名言そのままで、日本人の彼女に使うのはリスキーかも知れませんね。それでも、綺麗な最後は目指したいものです。