2019年12月13日 更新

災害大国、日本だから取りたい「防災」の資格!役に立つのは?

地震、台風、火事、豪雨に噴火。災害大国、日本には「防災」の資格がいくつかあります。「防災士」や「救命救急講習」は自治体が住民に取得を奨励し、大きな建物は「防災管理者」の配置が義務づけられ、「危機管理士」もあります。役に立つのはどれでしょう?

国家資格の「防災管理者」民間資格の「危機管理士」

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「防災管理者」は、比較的取得が容易な国家資格です。防災管理に係る消防計画を作成し、防災管理業務を計画的に行う責任者で、ビルやマンション、商業施設、工場、倉庫、公共施設、地下街など規模の大きい建物は有資格者を置くよう義務づけられています。「防災管理新規講習(4時間30分)」または「防火・防災管理新規講習(2日間)」を受講し、費用は1万円以内です。年2回、日本防火・防災協会または自治体に申し込みます。
東京都(東京消防庁)は、工場やオフィスに設置される自衛消防隊員(自衛消防活動中核要員)のために、筆記試験と実技試験からなる「自衛消防技術試験」を行っています。
「危機管理士」という民間資格もあり、日本危機管理士機構が実施しています。「危機管理士(自然災害)2級」または「危機管理士(社会リスク)2級」の講習を受講し、最終試験の合格者に資格が与えられます。目的は自然災害、社会リスクの発生時、組織や地域でリーダーとして行動できる人材の養成で、そんな人は行政機関でも民間企業でも地域の自治会でも求められています。

寺尾淳(Jun Terao)

本名同じ。経済ジャーナリスト。1959年7月1日生まれ。同志社大学法学部卒。「週刊現代」「NEXT」「FORBES日本版」等の記者を経て、現在は「ビジネス+IT」(SBクリエイティブ)などネットメディアを中心に経済・経営、株式投資等に関する執筆活動を続けている。
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