2019.12.18
最先端テクノロジーをビジネスで使う
私はIT革命より大きなビッグバンを作り出すこの時代のことを「テック革命時代」と呼んでいます。
7ページより引用
株式会社吉角代表取締役を務めている著者ですが、高校卒業と同時に上京して、格闘技の高田延彦道場の門を叩いたという異色の経歴の持ち主です。
しかし、怪我のため格闘家の道を断念。さまざまな経緯を経て、テックをヒントにしたビジネスである、自動車の再生バッテリーのインターネット通販事業を開始。
その後は、蓄電システムや工場現場用バッテリーのレンタル事業などを行い、次々と成功させていきました。
しかし、怪我のため格闘家の道を断念。さまざまな経緯を経て、テックをヒントにしたビジネスである、自動車の再生バッテリーのインターネット通販事業を開始。
その後は、蓄電システムや工場現場用バッテリーのレンタル事業などを行い、次々と成功させていきました。
現在では、ビジネスのフィールドを海外にも拡張しているのだとか。本書は、新しいテクノロジーを開発する本ではなく、誰かが開発したテクノロジーを使って、新しいビジネスを作り出すための考え方がまとめられています。
世の中には、大きく分けて否定から入る人と肯定から入る人の2種類があるものです。たとえば、ドラえもんに出てくるひみつ道具も、人類のテクノロジーの進化とともに、毎日のように実現しつつあるのだとか。
日進月歩で進化する最先端テクノロジーを、ビジネスで使わない手はありません。
テクノロジーを使って、新しいビジネスモデルを作り出す。私たちは、時代の波に乗っていく必要がありそうです。
テクノロジーを使って、新しいビジネスモデルを作り出す。私たちは、時代の波に乗っていく必要がありそうです。
働く人ではなく発想できる人になる
では、どういう人が新たな価値を生み出せるのか。それは言われたことを言われた通りに行う人ではなく、“発想できる人”です。
37ページより引用
テクノロジーが進化することによって、人の価値観はどんどん変わってきています。今ある価値観は、テクノロジーが進化していくことで変化し、その状況は次第に当たり前になっていくものです。
新しい価値観を、いかに早く見つけ出していくのかが鍵になってくるでしょう。
新しい価値観を、いかに早く見つけ出していくのかが鍵になってくるでしょう。
夢はテクノロジーとセンス、価値観の組み合わせで、いかようにでも達成できると著者はいいます。大事なのは、働く人ではなく発想できる人になること。そして、テクノロジーを上手に活用できる人が、これから10倍の価値を生み出せるようになるのだとか。
そして、まだない仕事で稼ぐための方法、新しいビジネスが生まれる要件は2つあるといいます。
1つ目は、今ある不便を何とかしたい、という視点。2つ目は、「もっと楽しくなるよ」から生まれるビジネスがあるというのです。まだない仕事は、今ある不便の改善と、もっと楽しくしたいという2つの要件に隠されているようです。原理原則は、至極シンプルであるといえるでしょう。
1つ目は、今ある不便を何とかしたい、という視点。2つ目は、「もっと楽しくなるよ」から生まれるビジネスがあるというのです。まだない仕事は、今ある不便の改善と、もっと楽しくしたいという2つの要件に隠されているようです。原理原則は、至極シンプルであるといえるでしょう。
これまでにないまったく新しい仕事というものは、突然に生まれるのではなく、必ず今あるものが、他のものと組み合わされて生まれる。それをふまえて、発想していくことが大事なようです。
夢とテクノロジーにかけ合わせる
テクノロジーリテラシーの低い会社は、潰れていくと著者は語っています。人間がやらなくていい仕事は、AIやロボットを活用すればいいという考え方は、かなり浸透してきています。しかし、実際に導入している企業は、まだまだ意外と少ないものです。
会社経営も同様で、戦い方を変えたほうが、いい局面を迎えている企業は多いはずです。人間の思い込みの領域といっても過言ではない、経験という価値観。大切にしすぎてしまって、変わりどきを逃してしまうことはよくある話です。
自分で考えることをせず、今までこうだったからという理由で継続しているのは極めて危険。そのような仕事に就いているとしたら、いち早く抜け出した方がいいと著者はいいます。
人間の頭脳に変わるテクノロジーはどんどん利用していくという姿勢でいることが、まだない仕事で稼ぐコツであるといえそうです。
人間の頭脳に変わるテクノロジーはどんどん利用していくという姿勢でいることが、まだない仕事で稼ぐコツであるといえそうです。
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タイトル: 「まだない仕事」で稼ぐ方法
著者: 吉角裕一朗
発行: ワニ・プラス
定価: 1,500円(税抜)