やがて、ロフトでの販売がスタート。今では14年連続で、ロフトの文具における売上高ナンバーワンを獲得しているのだとか。社員がたくさんの意見を出し合い、一年がかりで次の年の手帳を作成する中で、その時々のアイデアを練り込みつつ、進化させてきました。
「ほぼ日手帳」は、既に手帳という範疇を超えて、「LIFEのBOOK」であると糸井氏はいいます。一日一ページに書かれたことが積み重なっていくと、それはやがて「LIFE=人生」になる。自叙伝にもなり、やがてBOOKにもなり得ることでしょう。
手帳に書かれた物事は、積み重なればLIFEであるという考え方はよくわかります。
糸井氏は、株式上場したことから経済系メディアの取材を受けたとき、経済人としてのコメントを求められている中にあっても、生活人として話そうとしているのだとか。
なぜならば「ほぼ日」は、買い物の場であり、それを楽しむ街だから。人が幸福に暮らしている状態や場を作るために「ほぼ日」をやってきたのだと糸井氏はいいます。
そこに、「ほぼ日」が現在に至る、一貫したコンセプトが通っていることがわかります。
そこに、「ほぼ日」が現在に至る、一貫したコンセプトが通っていることがわかります。
質のいいアイデアを生み出すための働き方改革
「ほぼ日」では、2018年から働き方改革を始めました。
一般的な企業の労働時間は一日8時間ですが、「ほぼ日」は7時間に短縮。そして、毎週金曜日をインディペンデントデーとして、一人で考えたり自由に使ったりする時間に充てています。労働時間を減らしながら、給料のベースを上げることにしたのだというのです。
漠然と集まって話していても、何も生まれてこない。一人で考える時間が基礎であるということを、もっと前面に出してくのだと糸井氏はいいます。
そして、企業の風土を決めるのは、「なにがかっこいいか」ということ。「ほぼ日」でいえば、「人が羨ましがるようないい考えを出して、実行する」こと。それは、社長が決めるのではなく、みんなが作るのだといいます。
質のいいアイデアをたくさん生み出すための働き方改革。こんな新しい試みにも、「ほぼ日」という企業の経営スタイルが見えてくるようです。
via www.amazon.co.jp
タイトル: すいません、ほぼ日の経営。
著者: 川島蓉子・糸井重里
発行: 日経BP社
定価: 1,620円(税込)
著者: 川島蓉子・糸井重里
発行: 日経BP社
定価: 1,620円(税込)
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