2019.9.18
成功者は目標と目的とを峻別している?
最初に押さえておきたいのは、成功者は目標と目的とをハッキリ分けて考えていることです。ここは、成功者が効果的な目標を設定するためのポイントになるところなのですね。まず、「目的」とは、それそのものの「存在意義」と言い換えても良いものです。他方、「目標」とは、目的に至るまでの通過点、目的達成のための手段を意味しています。
例えば、企業経営者(ビジネスオーナー)であれば、「目的(存在意義)」は「取引先と社員の成功を支援して満足ゆく生活を送ってもらう、業界全体の発展を図ること」などとなるでしょう。取引先や配下社員が成功すれば、自社や自身の成功にも直結するためですね。
一方、「目標」としては、「2019年度の連結純利益は○○億円、ROEは××%を達成、サプライチェーン全体における様々な課題の解決に貢献し、持続可能な供給モデルの構築を実現」のような感じになるかも知れません。
一方、「目標」としては、「2019年度の連結純利益は○○億円、ROEは××%を達成、サプライチェーン全体における様々な課題の解決に貢献し、持続可能な供給モデルの構築を実現」のような感じになるかも知れません。
一般的ビジネスパーソンであれば、目的は「家族の健康・幸せな生活の確保と自己実現」のようになるかも知れませんね。
そうなれば、目標は「シンガポール駐在員に抜擢されるため、今年中にTOEICスコア860点を確保する」などとなってくるものです。それでも、本音の「目的」に裏付けられた意味ある「目標」でないと、そもそも達成意欲が湧かないですし、モチベーションを中長期にわたって維持することは困難になります。
そうなれば、目標は「シンガポール駐在員に抜擢されるため、今年中にTOEICスコア860点を確保する」などとなってくるものです。それでも、本音の「目的」に裏付けられた意味ある「目標」でないと、そもそも達成意欲が湧かないですし、モチベーションを中長期にわたって維持することは困難になります。
成功者ほど明確で具体的な目標を設定する?
成功者と見られる方は、明確で具体的な「目標」を持っているものです。例えば、「仕事で英語を使えるようにする、」という目標を立てたとしましょうか。ところが、いざ実行しようとしても、「具体的に何から手を付けて良いのか分からない!」となるのがオチであり、結局は目標を達成できないことになりがちですね。
これは、目標設定の仕方が甘い(具体性が低くて情報粒度が粗い)ために起こることです。成功者であれば、具体的に「いつまでに何をどれだけ達成するか、」明確な目標を設定するようにするものです。そうなれば、「2019年12月31日までにTOEICスコアで860点を確保するため、毎週火・木・土曜日は1日3時間の勉強時間を確保する、」などという目標に変化してくるはずです。
ただし、自分の潜在意識が「この目標を達成するのは不可能」と捉えている場合、やはり達成意欲が湧かず、情熱やモチベーションにも火が点かないことになるのですね。その意味で、自己評価(自己肯定感)が低い方ほど目標を達成することが覚束ない状況になりがちであり、成功者へのハードルが上がってしまうとも言えるでしょう。
成功者の目標設定に倣うSMART法則とは?
成功者が設定している明確、かつ具体的な目標は、「SMART法則」を使って誰にでも設定可能です。ビジネス界では、国内外を問わず広く知られています。