2018年7月10日 更新

70万PVブログ記事「子育てを大変だと感じる本当の理由」のLICOさんに聞く身近な人と良い関係を築く方法

記事が70万超えでシェアされる人気ママブロガーのLICOさん。3人の子育てをしながら、ブログ更新、本の執筆、講演と多忙な日々を送ります。そんなLICOさんの子どもとの付き合い方は、それは私たちビジネスパーソンの人間関係作りにも大切なことだと気づかされます。子育てと仕事をしなやかに両立させているママからのメッセージをお届けします。

STAGE編集部:LICOさんがいまのお仕事をはじめられたのは、やはり子ども、子育てが好きという気持ちからですか?
今は子どもや子育てが大好きな私ですが、実は子どもを産むまでそんなに子どもを意識した人生ではなかったんです。なので、いま、子どもに携わるお仕事をさせていただいているというのがすごく不思議です。
ただ、自分が子どもだった時に、お母さんにあんな風に言って欲しかったなとか、こんな対応をして欲しかったなという思いが、私の中にずっとあったんですね。そんな思いを自分の子どもたちにさせないために、どんな風にしたらお母さん(私)があなた(子ども)のことを「大事に思ってるよ」というのがまっすぐ伝わるかな、間違えずに伝わるかなということを軸にして子育てをしてきました。
自分が小さかった頃の思いが根っこです。それがなかったら、こんな風にしてあげるのがいいだろうな、この子が言いたいことは本当は違うんだろうな、というところまで想像が及ばなかったかもしれません。忙しい忙しいで過ぎてしまっていたんじゃないかなと思います。
STAGE編集部:今はお仕事がかなりお忙しいと思いますが、子育てとの両立はどう考えていますか?
まだ下の子が3歳なので、正直、遠出するのが難しいところもあります。
でも、『ママは“子どもってこんなに素敵なんだよ”“子育てってこんなに楽しいんだよ”“困ったことをしちゃう子も、本当はみんなさみしくて、みんな優しいだけなんだよ”っていうことをたくさんの人に知ってもらいたいんだ』と、ママがどんな気持ちでお仕事してるのかということを子どもたちに伝えたり、自分が書いた本や言葉、仕事を見せているんです。
そうすると子どもたちも嬉しいみたいで、ママが載ってるとか、ママこんなことやってるんだねと言ってくれます。
私は子どもにとっていちばん大切なことは、《愛されている実感》だと思っているので、なんでもない普段のやり取りの中から、愛されている実感を子どもたちが得ることができていれば、両親が働きに出ていてたとえ一緒に過ごす時間が少なくても、“私はこの家にいてもいなくてもいいんじゃないか”などの寂しい気持ちにはならないのではないかと思っています。
大切なのはどれだけ長い時間を子どもと接しているか、という《漠然とした時間》ではなくて、一緒に過ごせる時間の中で、子どもにどれだけ愛情深く関わりを持てるかという《コミュニケーションの質》なのではないかと思っています。
もちろん、子どもが何か不安を抱えていたり、寂しさを訴えているときには、意識して一緒に過ごす《漠然とした時間》を作ってあげることも大切です。
とにかく子どもが“自分はちゃんと大事に思われているんだ”“ママの気持ちは私に向いているんだ”という自信を持てていることが大前提だと思っていますが、お母さんが何をしているかわからないし、家にいない、というのは、子どもには不安しかなくなってしまう。
だからこそ、お母さんが信念を持って頑張っている姿を、子どもたちに見せていきたい。『ママがお仕事を頑張れるのは、あなたたちがいてくれるからだよ』という素直な気持ちは、これからも伝え忘れないでいたいですね。
STAGE編集部:今後の夢やプランはありますか?
やりたいことがありすぎて、人生1回じゃ足りないくらい、って本当に思うんです。やりきった人生だった、伝えたいことを全部伝えたと思う人生にしたいと思っているので、妥協せずにチャレンジしたいですね。
お母さんと子どもの笑顔が増えるような活動を、どんな形であろうと続けていけたらなと思っています。

大人も子どもも欲しいものは一緒。「愛して欲しい」気持ちを前提に行動する

STAGE編集部:素敵な夢ですね! LICOさんが日々活動されている中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
私は《子ども》を主語にして文章を書くことが多いんです。
子どもがこんなことをしてほしいと思ってますよとか、本当にほしいものはこうなんですよとか。
でも、その《子ども》って、読んでくださっている《大人》のことでもあるんですよね。
私のブログを読んだ方たちが“私を育て直してもらってる気がする”“自分が救われた気がした”とおっしゃってくださる方が多くて。

最初は意外に感じましたが、みんな必ず子ども時代があったので、《子ども》という文字の奥に自分のことを重ねて受け取ってくださっている。
やっぱり子どもだろうと大人だろうと欲しいものは変わらないと私は思っていて、読者さんもそれを体感してくださったことがすごくうれしかったです。
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