普通の主婦が「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、たった3つの理由

生き方

日本で、片付けの専門家として活躍されている近藤麻理恵さん。 「こんまりさん」の愛称で親しまれているのは日本だけではなく、米国をはじめとする世界中で200万部を超すベストセラーになっており、2015年4月には米TIMES誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。

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2015.4.30
「人生がときめく片づけの魔法(サンマーク出版)」は、まだ4年ほど前に世にでたばかり。 そんな近藤麻理恵さんが、なぜあっという間に世界に影響力を与えるほどの活躍ができたか?
それは、3つの大きな理由があったからです。
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01. 小さいころから好きなことを追求してきたこと。

「片付けの専門家の仕事」と割りきって見つけたものではないとうことです。 小さいころから母親の影響から主婦の仕事に興味があり、その中でも日々の繰り返しという片付けに特に興味を持ち、どんどん深くはまっていくことになる近藤さんは、ほぼ生活の一部として、そして趣味の一部として楽しみながらやっていたことが、人よりも追求できた、つまり深掘りできたのです。

02. 好きなことを追求したら、得意分野になったこと。

小さいころから好きな片付けを追求し、深掘りし、そしてハマり。そしてその好きなことが、得意になったことが理由の2つ目です。
ものごとにハマった人は、時間も忘れてものごとに集中します。だれもが小さいころに経験したことと思いますが、大人になると、なかなかハマることができないのも事実。
そのハマったことを継続すると、それは得意分野となり、誰よりも優れた才能となります。
そしてその才能が、社会から求められ、さらに才能が磨かれているのです。

03. あっという間の前に、10年以上の歳月がある。

書籍を出版してから4年という短い歳月ですが、4年でこうなったのではありません。
米国で成功を収めたエディ・カンターが「It takes twenty years to make an overnight
success.(一夜にして成功するには20年かかる。)」と言ってるように、たった4年で成功したのではなく、それまで10年以上の行動の結果だったのです。
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では、近藤麻理恵さんが注目された理由を知った私たちは、どのように活かせばいいのでしょうか?
私たち自身がハマれること、そして得意なことは、どのように探せばいいのでしょうか?
まずは、ワクワクすることを見つけることから、はじめましょう。 好きなことは、自分にしか見つけられません。
キャリアコンサルタントに聞いても、答えはありません。 自分が心で感じるまま、ワクワクすることをみつけ、そこに一定の時間、集中してみることから始まります。その時間は、苦痛ではなく、楽しみとなるのです。 絵を書くのが好きな人は、誰も見てくれなくてもずっと書き続けています。
小説を書くのが好きな人は、出版の予定がなくても書き続けますし、勉強するのが好きな人は、受験や試験がなくても勉強します。
そんな状況になれること、それを探しましょう。 次は、その好きなことが、得意分野になるように育てます。
得意かどうかは、比較でしかみつかりませんが、他人を意識し過ぎないことが大切です。
最初のうちは、他人より劣ってることもあるでしょう。でも深掘りするにしたがって、どんどん才能は伸びていくのです。 最後に、それを、身近な人に提供しましょう。 好きで得意なことを、家族や友だちに提供すると、周りの人は必ず喜んでくれます。 料理が好きで得意なら、料理を。
ピアノが好きで得意なら、演奏を。
そして片付けが好きで得意なら、部屋の整理整頓を。 そんな楽しみながら、友だちに提供していると、そのワクワクは自然と周りに伝わります。
たとえお金をもらわなくても、機会があるだけで、おたがい感謝しあえて、楽しめます。
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そうやって自分の得意分野である「自分資産」を社会還元していく。
その結果が、世界に大きな影響を与えるほどのパワーになるのです。 心から好きなことを、行動に移してみよう。
好きなこと、周りの人に還元していこう。 かならず、周りに良い影響を与えられるから。
その得意なことの芽が、世界へとつながる扉となるから。 そして、あなたの深堀り力が、人としての輝きになるから。 (STAGE編集部)
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