とくにブドウの収穫作業への参加は、ワインのファンにとってはただの試飲に終わらず、生産者と直接接触し、贔屓のワインの原点から観察できるという体験が人気となっています。
また、一般公開の機会にワイナリー専属の醸造専門家から話を聞いたり、醸造の工程、熟成のためのセラーの見学など、さまざまな観点からワイナリーを見学できるのがワイン通にはたまらないのだとか。
また、一般公開の機会にワイナリー専属の醸造専門家から話を聞いたり、醸造の工程、熟成のためのセラーの見学など、さまざまな観点からワイナリーを見学できるのがワイン通にはたまらないのだとか。
また、ワイナリーのほとんどは郊外の自然の中にぽつんと建っているため、街の灯りに邪魔をされない星空の見事さはまさに目をみはるばかり。その星空の下で、ワインを堪能するという粋なイベントは、これまた大人気となっています。
ユネスコの世界遺産にもなった歴史と文化が詰まったブドウ畑で
長い歴史と技術、そしてワイナリーとブドウ畑がある美しい自然は、ユネスコの世界遺産にも認定されています。ヨーロッパでは、フランスのブルゴーニュ、イタリアのランゲ、スイスのラヴォーのワイン生産地が、世界遺産となりました。
こうした著名なワインの生産地の大規模なワイナリーにはすでに、常時見学予約が可能であったりレストランを完備しているところも多く、とくに観光客に人気のトスカーナ州キャンティ地方はエノツーリズモでも集客率がよいことで知られています。
知名度が高い大規模なワイナリーだけではなく、小規模の家族経営のワイナリーもこうした動きに敏感になっており、普段は見学が不可能なワイナリーでも「ワイナリー一般公開日」には希望者を受け入れています。
また、各地のワインはその土地の食材や郷土料理との相性がよいといわれているため、ワインが生まれた土地の空気の中で、地産地消の食材を使った郷土料理を味わう、という贅沢もエノツーリズモならではと言われています。
大自然の中でワインと親しみながら過ごすバカンス、長期滞在が理想かというとそうでもないようで、統計によるとイタリア人の希望滞在日数は一泊二日がもっとも多かったそうです。逆に、海外からのエノトゥーリズモ参加希望者は、最低でも3泊して原産地の魅力を吸収したいという意見が大半でした。
モンタルチーノのバンフィ、スーパータスカンで有名なオルネライアなどの一流のワイナリーは、見学のための予約を通年で受け付けています。また、ワイン生産地の郷土料理を一流シェフがアレンジして提供するレストランを完備しているところも多数あります。
中世の時代の要塞や城を所有しているワイナリーも多く、セレブリティの気分を心ゆくまで味わうことができるのも魅力です。
モンタルチーノのバンフィ、スーパータスカンで有名なオルネライアなどの一流のワイナリーは、見学のための予約を通年で受け付けています。また、ワイン生産地の郷土料理を一流シェフがアレンジして提供するレストランを完備しているところも多数あります。
中世の時代の要塞や城を所有しているワイナリーも多く、セレブリティの気分を心ゆくまで味わうことができるのも魅力です。
2017年末に法制化された「エノツーリズモ」、2018年まさにブームの第一波が到来しそうな予感です。
イタリア富裕層が電車の旅に回帰する理由は「パスタが美味しいから」
一時期廃れていたイタリア国鉄の「食堂車」が復活しました。カリスマシェフとの夢のコラボが実現し、時間とお金に余裕のある富裕層も電車の旅に戻りつつあります。