2019年1月22日 更新

PDCAサイクルからはイノベーションは生み出せないのか

中国のイノベーションが世界でも注目されていますが、ユニコーン企業(評価額10億ドル以上のテクノロジー企業)数も日本を上回っています。理由は多々ありますが、日本で広く普及しているPDCAサイクルがイノベーションを生みにくくしているとの意見もあります。それは本当なのでしょうか。

gettyimages (27904)

2019.1.2

PDCAサイクルとは

gettyimages (27898)

品質管理(QC)システムにも用いられるPDCAは、業務を継続的に改善するためのツールといえます。
Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の4つの頭文字をとっていますが、まず目指すべきゴールを設定して現状とのギャップの原因である課題を解決するための計画を立てます。そして計画に沿って実行し、その結果を評価して目標に届かなければ再度計画を立てて実行するというサイクルを繰り返します。

イノベーションとは何か

gettyimages (27903)

イノベーションとは改革や革新を意味する言葉で、新しい技術やビジネスモデル、新たな市場を生み出すことをあらわします。たとえば携帯電話を一変させたiPhoneも、イノベーションによって生み出された商品と言えるでしょう。
そして今、中国ではさまざまなイノベーションが生み出されています。たとえばアリババが提供する「芝麻(ジーマ)信用」というものがあります。これは個人の信用度というものをスコアリングする、これまでになかった新しいサービスです。
その内容は、集めたビッグデータを解析して信用できる人とできない人との行動パターンを分析し、それをもとに個人の信用度をスコアリングするものとなります。スコアは点数で表示され、高いスコアの人は低利でお金を借りたり、レンタルサービスの保証金が不要になったりと有利にサービスを受けられます。

PDCAはイノベーションに役立たないのか

gettyimages (27908)

PDCAはもともと、業務における問題あるいは課題を解消するためのツールです。そのため「まったく新しい商品あるいはサービス」を生み出すことを目的としていないので、一見するとイノベーションを生み出すことができないように思えます。
その代わりに「QPMIサイクル」あるいは「OODAループ」などのシステムが提唱されたりしています。

29 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

リフレクションとは?リーダー職にもたらす好影響や重要性を解説

リフレクションとは?リーダー職にもたらす好影響や重要性を解説

「リフレクション」という言葉をご存知ですか?ビジネス、特に人事の分野ではよく耳にするこの言葉。人材育成の面で重要な考え方ですが、スタッフはもちろんリーダーにも大切な課題です。 今回は、リーダー職としてさらにステージアップするために心がけたいリフレクションについて解説します。
部下と「良い関係」を築く3つのコツ

部下と「良い関係」を築く3つのコツ

部下との関係はうまくいっていますか?仕事にも少なからず影響する上司と部下の関係。良好に付き合っていくためにはちょっとした気遣いや配慮も必要です。 部下との関係を良好にしたい方へ、3つのコツをご紹介していきます。
日本起業家1位は「宇宙の掃除屋」アストロスケールCEO岡田氏

日本起業家1位は「宇宙の掃除屋」アストロスケールCEO岡田氏

経済誌Forbes JAPAN2019年の日本起業家ランキング1位のAstroscale(アストロスケール)創業者の岡田光信氏は、宇宙ゴミを除去する宇宙の掃除屋ビジネスを立ち上げました。エリート官僚出身ですが、ものづくり企業を結集する過程は人情溢れる物語でした。
キャリアビジョンの描き方 2019年に「なりたい自分」を考える

キャリアビジョンの描き方 2019年に「なりたい自分」を考える

ビジネスシーンでは、将来どんな風に成長していきたいのか、目指す方向性をはっきりさせておくことが成功への近道となります。あなたの考える「なりたい自分」を明確にするため、キャリアビジョンの必要性や作り方について考えてみませんか?
年末の残業を頼むときのお作法・頼まないでサインの見分け方

年末の残業を頼むときのお作法・頼まないでサインの見分け方

年末忙しいですね。業務を前倒ししているところに、仕事の棚卸しも回ってきて…その上、プライベートの予定もたくさん。年末は残業シーズンでもあります。上司にどんな風に残業を頼まれましたか? もし、あなたがマネージャーだったとして、部下に仕事を頼むときはどうするでしょう?

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部