誰かに教えることで、多くの学びや気づきを得ることができる
STAGE編集部:では、講師の活動をしているのも、ネイルアートを広めるためですか?
はい。アメリカや台湾のワークショップに講師として参加しています。親しい人たちからは、「なんでせっかくの自分の技術を人に教えちゃうの?」と言われるんですが(笑)。ただ、人に教えることは、じつは自分が学んだり、気づいたりすることも多いんです。いい刺激ももらえますし。
STAGE編集部:ジャンルの違うアーティストとのコラボレーションにも積極的ですね。
一般的にアーティストって自分の世界に閉じこもりがちじゃないですか。でも、そういうのが私の性に合わなくて。どんどん感性やスキルを交換することで、お互いに創造の世界が広がればいい、と考えています。ほかにもファッション誌の撮影やウエブマガジンの連載といったいろいろな活動をしています。
STAGE編集部:サロンを持たないのもHana4さんのポリシーですか?
はい、今のところ、サロンを持つつもりはありません。その理由はネイルアートをアートとして普及させる活動と、ひとりひとりのお客様のネイルを手がけるサロンワークとは、私にとっては別の仕事だからなんです。もちろん、サロンを経営するメリットやそこから得られる経験はたくさんあると思いますが、その分活動が制約される部分もある。今は世界中を飛び回って、ネイルアートの魅力を広める仕事に力を注ぎたいんです。