4つ目の傾向はアフリカを体験するバカンスです。アフリカ旅行と言えばすぐに思い浮かべるのがサファリですね。アフリカを体験するバカンスでは、ボツナワやケニアでサファリツアーに参加すれば、自然の中にいる動物を実際に見ることができ、動物保護の精神が培われることでしょう。また、アフリカには自然だけでなくモロッコの青空市場「スーク」やエジプトのピラミッドなど文化的にも見どころの多いところです。こうしたバラエティーが富裕層にアピールするのです。
観光客ではなく旅行者として過ごすバカンス
5つ目に上げられたトレンドはバカンスを観光客としてではなく、旅行者として過ごすことです。ここでいう観光客とは、旅行会社などですでにアレンジされたツアーやガイドブックなどで紹介されているツアーになどに参加して過ごす人のことです。一方、旅行者というのは自分が求めているバカンスを自分で模索し実践する人です。旅行者としてアドバイザーに相談することはあっても、個性に溢れたバカンスになることは確かです。富裕層のこのバカンス形態に入るのは例えば、古代ローマの歴史を辿る旅をしてみるとか、世界中のワインを味わう旅をするとかいった具合です。
2018年の全体的なバカンスのまとめ
以上紹介した2018年の富裕層に人気のあるバカンスのトレンドの中で、5つ目のトレンドは最後に上げられてはいても、実際には最も刷新的なトレンドだとも言えます。それは周りの評判や宣伝に影響されずに本当に自分が見たいもの体験したいものを求める「自分を遂行する旅」になるからです。
バーチュオーソの報告書に基づいて、2018年の富裕層の旅行形態のトレンドと今注目を浴びている旅行先をトップ5でまとめてみました。
バーチュオーソの報告書に基づいて、2018年の富裕層の旅行形態のトレンドと今注目を浴びている旅行先をトップ5でまとめてみました。
2018年の人気旅行形態
1.複数世代の家族旅行
2.アクティビティー&冒険旅行
3.川のクルーズ旅行
4.食べ物とワインを味わう旅行
5.お祝いをするための旅行
2.アクティビティー&冒険旅行
3.川のクルーズ旅行
4.食べ物とワインを味わう旅行
5.お祝いをするための旅行
2018年注目を浴びている旅行先
1.アイスランド
2.クロアチア
3.日本
4.キューバ
5.ポルトガル
2.クロアチア
3.日本
4.キューバ
5.ポルトガル
富裕層が南半球に移住している理由
経済的に豊かであるということは、選択肢が広がることを意味しますが、そんな選択肢を利用して海外に移住する富裕層が増えていることはご存知でしょうか。ではそうした富裕層たちはなぜ自国を離れ、海外に移住するのでしょうか。