2019年5月27日 更新

新元号「令和」の意味や由来、元号の役割とは~平成から令和へ

2019年4月1日に新元号が「令和」となることが発表されました。そして5月1日、「平成」に終わりを告げ、いよいよ令和の時代がスタートしました。元号は、普段の生活でもよく使用する身近な存在。今回は新元号「令和」の意味について考えていきます。

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2019.5.27
2019.5.27

平成の時代が終わり、2019年5月1日、新元号「令和」の時代がはじまりました。そもそも漢字とはさまざまな意味が秘められており、メッセージ性があるといえます。今回は「令和」の由来・意味などをはじめ、元号について考えていきます。


「平成」から「令和」へ。元号の変遷

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平成から令和へと、元号が移り変わりました。そもそも元号とは、645年の大化の改新時に「大化」という元号が制定されたのがはじまりです。その後長きにわたりさまざまな元号が制定され、今回の「令和」はなんと248番目の元号となっています。

元号はアジア東部での紀年法のひとつであり、古くは中国において紀元前115年ころ、「建元」という元号からはじまったのが起源とされています。しかし中国では1945年に元号廃止となりました。
日本では1979年に元号法が制定され、それに基づき考案・選定・決定などが実施されています。

参考:内閣府|元号についてhttps://www.cao.go.jp/others/soumu/gengou/index.html

令和の出典は「万葉集」から

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元号の候補を考案するうえで留意すべきことについて、6つのポイントが挙げられています。

・国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること
・漢字2文字であること
・書きやすいこと
・読みやすいこと
・これまでに元号・おくり名として用いられたものでないこと
・俗用されているものでないこと

参考:内閣公文・国立公文書館|元号選定手続についてhttps://www.digital.archives.go.jp/das/image/M0000000000001159113
上記のうち「国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること」を踏まえると、使用する漢字に対する意味・由来が大きく影響することが想定されるでしょう。

令和は、7~8世紀ころに成立したとされる、現存する日本最古の和歌集「万葉集」が出典です。万葉集は万葉仮名を含めすべて漢字で書かれており、約4,500首以上も集められています。そのなかでも大伴旅人が詠んだとされる梅花の歌の序から「令和」の漢字が用いられました。


「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」

引用:内閣府|改元に際しての内閣総理大臣談話
https://www.cao.go.jp/others/soumu/gengou/index.html
これは大宰府にて32人が集まり催された「梅花の宴」での説明文とされます。「令」とは「よい・善」という意味があり、「令月」とは「よい月・素晴らしい月」という意味を指します。

そして多くの人が集まり、和歌を楽しみ心通じ合わせる姿が「和」に通じ、「平和」へのメッセージも込められているとされています。
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湊音 湊音