2つめの判断基準は、「税金全般に詳しいこと」です。残念ながら、日本は世界の中でも税負担が非常に重い国となっています。資産家クラスの「本物のお金持ち」ほど、税金対策には心を砕かざるを得ない訳です。このため、家族やお付き合いのある税理士の先生とも、常日頃から税金に関する相談・意見交換をしているケースが多くなります。「本物のお金持ち」であれば、自ずと税金全般に詳しくなってくるものです。
そして、3つめの基準は、「友人・知人にもお金持ちが多いこと」です。頻繁に連絡を取り合う仲の良い友人たちの平均年収が、本人の年収と近い数字になる、というお話もあります。換言すれば、元々そうではなかった方が「本物のお金持ち」になれば、かつてとは交友関係が変化していて当然なのですね。これ見よがしに高級ブランド品を身に付けている人に出会ったら、金融商品や不動産に投資しているか、税金や節税対策に詳しいか、交友関係に「本物のお金持ち」が多いかなど、一歩退いて眺めてみると良いでしょう。
「お金持ちは靴と時計で見分けられる」説がウソの理由とは?

「お金持ちは靴と時計を見れば判る!」市井では、このような説が実(まこと)しやかに語られていますね。結論から言えば、この説は半分ウソです。身に付けている靴や時計が高級ブランドなのは小金持ち(労働者クラス)であり、本物のお金持ち(資産家クラス)は次元が異なります。