2019.3.8(2021.1.21更新)
富裕層は基本、約1年先の予定まで決める
ズバリ、多くの富裕層は約1年先まで大事な予定を先に組み込む傾向が強いです。その理由の1つ目は、重要な予定を先に入れていないとさほど重要ではない予定が先に入ってしまい、その結果、本来入れるべき大事な予定を組めないことを避けるためです。2つ目は、大切な予定を入れようとして、もしくは、入りそうだからと時間を開けておく状態をキープすることで入れられたであろう予定を流してしまう時間の無駄を避けるためです。
また、重要な予定であろうとも、そうでない予定であろうとも富裕層は予定を変更することを避けたいと思っています。予定を入れた以上、それを変更するということが、その人の予定を大きく狂わせることを知っていますので容易には変更しません。また、多くの場合は約束相手に対して上の立場になるのですが、そのキャンセルや予定変更により相手が勝手にネガティブに感じてしまう傾向があることを知っているのでキャンセルなどを好みません。このようなことから自然とできるだけ早めに年間のスケジュールを立てるようになったのだと思われます。
では、どのような方法でその年間スケジュールを決めているのでしょうか。主に2つの時期に集中しているようです。
・3月末に翌年の3月末までのスケジュールを決める事業年度末タイプ
・12月末に翌年の12月末までのスケジュールを決めるカレンダータイプ
どちらかだけでスケジュールを決める人もいますが、この2つを併用することが多いように感じます。
3月末までに決めるタイプは、やはり年度末に関係することを優先する傾向が強く、会社の年間行事(3月末決算の場合で12月末の場合は12月末に決めることが多いと思います)、子供の学校行事に合わせて日程や予定の確保、家族行事の確保などを行います。
一方、12月末のカレンダータイプは、季節性の高い予定や機会ごとに繰り越し決める傾向が強いです。例えば、花見、BBQ、忘年会、法事、同窓会、定例会など。人と会う機会に翌年のことも決めてしまうというケースです。少しビジネスの第一線から離れて自由な時間を多く保有している人にこのタイプが多いと思います。
年単位でスケジュールを立てることで生まれる相乗効果とは
富裕層は、常に複数のプロジェクトを掛け持ちしていることが多くそのためにあまり時間の余裕がないのですが、それでも日常的にはビジネスチャンスに出会う機会があり、それを外的要因で見送らないためにどうしても余裕あるスケジュール管理が必要になります。
スケジュール管理ができていないと業務に忙殺されコア業務や家族行事を疎かになるだけではなく、ビジネスチャンスを逃してしまします。
年間のスケジュールを立てることで、年間にどの程度の新たなことに取り組める時間があるのか、おおよその目処を日頃からつけていることでチャンスを逃しません。年度計画を立てれば、「今年は新規プロジェクトは3つ程度チャレンジできる」、「年前半は新規のプロジェクトを始めないでおこう」、「年後半は時間が確保できないので、前半に家族旅行に行こう」などのような判断が即座にできます。
このように年間の忙しさが把握できていることでビジネスの取りこぼしなどがなくなる相乗効果が期待できます。
それ以上にすばらしい相乗効果も期待できます。
それは、この年間スケジュールを立てたことで1年間無駄のない時間を過ごすことができることです。
それは、この年間スケジュールを立てたことで1年間無駄のない時間を過ごすことができることです。
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アマゾンのCEOジェフ・ベゾスは、人生を左右するような決断を下す必要があるときには、「自分の人生を80歳まで早送りして、そして、後悔を最小に減らせる道を選ぶ」と語っています。それにより、正しい選択肢が明らかになることが多いと言っています。アマゾンの成功にはこのような習慣が隠されているようです。
これを年間スケジュールに置き換えるとこうなるでしょう。「1年間を1年後まで早送りして1年間を後悔しないようなスケジュールを立てる」。「それにより正しい無駄のない一年間が過ごせる」。こんな感じでしょうか。
これを年間スケジュールに置き換えるとこうなるでしょう。「1年間を1年後まで早送りして1年間を後悔しないようなスケジュールを立てる」。「それにより正しい無駄のない一年間が過ごせる」。こんな感じでしょうか。
1年が早いと思う方はぜひ一年間を無駄にしないためにも年間スケジュールを立てることに取り組んではいかがでしょうか。