学校では習わないような社会的スキルも十分仕事の長所になりえるので、いちど注意深く自己分析をしてみる価値がありそうですね。
「全部、自分でやらなきゃ」を卒業する!
自分の得意なことが見えてくると、おのずと苦手なことも見えてきます。彼女の場合、それは「整理整頓」。
予定が立て込むと部屋が散らかりがちでしたが、あるとき思い切って家事代行サービスを利用してみたのだそうです。すると、感動するほどきれいな部屋になり、仕事がしやすい環境に。さらに「支払った金額以上の仕事をしよう」というポジティブな感情も生まれました。
日本人は真面目で、苦手なことから逃げずに頑張るのを美徳にしがちですが、ときには「やらない」と選択することで期待以上の効果を生み出すこともあるのです。
「やりたいことだけを仕事にして1000万円稼ぐ」という彼女の働き方は、会社勤務のサラリーマンには参考にならないような気がしてしまうかもしれません。しかし、読み進めるうちに働き方に問題があると自覚するサラリーマンこそ参考にすべき点があるのではないか?とも感じました。実践編というよりはモチベーションに関する記述が多め、写真と本文に「♥」も多めですが、女性の発想や考え方を知る上でも貴重な読書の機会になりました。
旅する起業家は成功するのか? ビジネスに役立つ「旅の報酬」!
みなさんは「旅」に何を求めていますか? 癒しや美食、仲間や家族と絆を深める、知的好奇心の刺激や偶然の出会いを求める人など、それぞれ求めるものがあると思います。しかし「旅はビジネスにも役立つ」と聞いたらどう思うでしょうか?仕事から離れたくて旅をしている人にはちょっと申し訳ありませんが、スティーブ・ジョブズもマーク・ザッカーバーグも、世界を旅することでビジネスの明確なビジョンを見つけることができたと何度も発言しているのです。