このように3つの指標を見てもインフレ傾向が確認できます。とはいえ、食品が高くて花見ができないという状況にまで至っていないようですが、来年は少し異なるかもしれません。
たとえば、「ビール」「酎ハイ」などの缶飲料が値上がりしているかもしれません。実は、この4月から業務用ビールやサワーが値上げになることがビール各社から発表されています。値上げの背景は「原材料の高騰」であることから、業務用に限らず缶ビールにも及ぶことは時間の問題ではないかといわれています。
たとえば、「ビール」「酎ハイ」などの缶飲料が値上がりしているかもしれません。実は、この4月から業務用ビールやサワーが値上げになることがビール各社から発表されています。値上げの背景は「原材料の高騰」であることから、業務用に限らず缶ビールにも及ぶことは時間の問題ではないかといわれています。
毎年花見をする人は是非この3つの指標を花見に行く前に「定点観測」してみてはいかがでしょうか。物価上昇は、企業の生産活動、個人の消費行動に大きな影響を与える要素です。この定点観測ができれば、株価や債券の見通しにも使えますので花見のコスト抑制と投資成果と一挙両得になるかもしれませんね。
インフレが忍び寄るかも2018
日本は長い間デフレに苦しめられてきました。その状況を脱するために日銀を中心に懸命に取り組んでいましたが、あまり効果が確認できていません。そのため、日本ではもう二度とインフレが訪れないのではないかという言う人さえいます。しかし、2018年は、「海の向こう」からインフレが忍び寄る可能性がありそうです。
渋谷 豊
ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所(FAG総研) 代表、ファイナンシャルアカデミー取締役
ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所 http://fagri.jp/
ファイナンシャルアカデミー http://www.f-academy.jp/