お金持ち女性に多い職業は? 意外な仕事で年収1,000万超えも!

お金持ち女性に多い職業と聞いて、どんな仕事をイメージしますか。医師、弁護士、公認会計士あたりは定番ですが、高難易度の国家資格が必要であり、誰でも就ける職業ではないですね。厚生労働省による賃金構造基本統計調査なども参考に、お金持ち女性を目指せる職業を考えてみましょう。

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2019.2.19(2021.4.9更新)

お金持ち女性に多い職業は「先生」?年収1,000万円越えも?

お金持ち女性に多い職業ですが、周りから「先生!」と呼ばれる仕事が基本的に高収入です。厚生労働省による近年の賃金構造基本統計調査などを参考にすると、大学教授、医師、弁護士、公認会計士、外資系コンサルタントなどで、女性でも年収1,000万超えを期待できます。意外なところでは、高校教師や各種学校・専修学校教員です。年齢で給与水準が上がるようになっており、実はお金持ち女性を目指しやすい職業であったりします。
ただし、これら「先生!」と呼ばれる職業は、大学教授以外は極めて難易度の高い国家試験をパスする必要があります。言わずもがな、お金持ちを目指す女性の誰もが就ける職業ではなく、大学教授も含めて学生時代からの周到な準備が必要になります。周囲の学友が楽しく遊んでいるような時間も、ひたすら職業に就くための研究・勉強に充てなければならないのですね。しかも、高額の学費を何年間も負担できる経済力も必要で、これら職業に就くためには「運」の要素も否定できません。
翻って、民間企業に就職する女性を考えてみます。結論から言えば、マスコミ、総合商社、大手金融機関などの女性総合職も年収1,000万超えしやすいですから、お金持ちを目指すならばオススメの職業ではあります。かつての私の職場であった某総合商社では、海外駐在などをしていれば、総合職は20代後半でも額面年収は1,000万円超となるケースがありました。総合職としての採用であれば、待遇面で男性・女性の区別はありません。

お金持ち女性を目指すなら年収500万の壁をクリアできる職業を選ぶ?

お金持ちを目指す女性は少なくありませんが、様々な職業に就く女性の大半は、年齢を問わず年収300万円以下が現実です。女性がお金持ちを目指すならば、まずは年収500万の壁を突破したいところですね。女性でこの壁をクリアしやすい職業としては、看護師、薬剤師、臨床検査技師、歯科技工士、SE(システムエンジニア)などが挙げられます。
どれもスキルを要する職業で、国家試験の合格が前提のものもあります。ただ、上で触れた先生と呼ばれる職業に比べれば、女性が職業に就く難易度としては相対的に低いと言えるでしょう。言わずもがな、無条件に就ける職業ではありませんが、真面目に準備・勉強をする女性であれば、ある程度誰にでもチャンスはあります。 他方、多くの女性にありがちな新卒で民間企業の事務職として入社するパターンですが、年収500万の壁をクリアできる職業選択ではなくなっています。そもそものお話、正社員での事務職採用数が絶対的に少なくなってきているのも実態です。かつて、一部の大手優良企業の事務職であれば、勤続年数を重ねると年収500万円を突破できる時代がありました。事務職も、お金持ち女性への入り口に立てる可能性がある職業だった訳です。

インセンティブで稼げる職業もある? 女性こそ職場環境を重視する?

ここで、女性でもインセンティブで大きく稼げる可能性がある職業に目を向けてみましょうか。MR(医薬情報担当者)や証券会社、保険会社、ハウスメーカーなどの営業担当であれば、給与のインセンティブ比率が高いケースが多く、成績次第では女性でも年収500万超えはおろか、1,000万超えも狙うことが可能です。対人スキルと商品・サービスについての高度な専門知識の習得は必須ですが、お金持ちを目指したい女性の職業としては有力な選択肢になり得ます。
ただし、営業成績は自身の努力に加え、社会・経済情勢などによっても大きく左右されがちです。しかも、お金持ちを目指すためには、女性でも長期にわたり安定して稼ぐことが大切です。給与のインセンティブ比率が高い職業に就いた女性ほど、上級管理職を目指すのが得策と言えそうですね。加えて、どれほど稼げる職業であったとしても、続けられなければ無意味です。女性こそ、働きやすい職場環境を重視して就職・転職をすべきなのです。つまり、お金持ち女性を目指すならば、「自身の性格や価値観をよく理解した上での職業(企業)選択を!」ということです。
例えば、革新的でアグレッシブな行動を好む女性が、根回しや面子を重んじる保守的カルチャーの日本企業に就職したとします。最初から周囲とシックリいかず、実力を十分に発揮できないまま転職活動をする羽目になる公算大です。給与水準の高さのみに目を奪われて職業(企業)を選んでしまうと、いたずらに転職ばかりを繰り返し、年齢相応の実力・実績が伴わない人材に落ちてしまう、という致命的リスクがあります。お金持ち女性を目指すどころのお話ではなく、これでは本末転倒ですね。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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