脳に汗をかけばお金が増えていく
資産運用を始めたからといって、必ずすぐに利益が上がるわけではありませんし、初心者にとって多少の失敗は当たり前のこと。お金や経済に対する知識を高め、原理原則を学び、株や投資信託、不動産といった投資対象に対する知識を高め、小さな額から少しずつ実践して、失敗しながら学んでスキルを高めていけばいいのです。
「労働は額に汗をかくこと。投資は脳に汗をかくこと」という言葉があります。脳に汗をかけばかくほど、資産運用に対する知識やスキルは高まり、上手に運用できるようになります。お金が減るリスクを恐れて資産運用しないより、資産運用しないでお金が増えないことのほうがリスクであることを、未来を見通せる人は、もう気が付いているのです。
泉 正人

ファイナンシャルアカデミーグループ代表一般社団法人金融学習協会理事長
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの3つの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりのある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着をめざしている。『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。一般社団法人金融学習協会理事長。