STAGE編集部:壽里さんにとっての”ラグジュアリー”とは?
私にとっての”ラグジュアリー”は、高価なブランドバッグを持つことでなく、「体験」。例えば刺激を与えてくれる友達と一緒に食事に行くことも「体験」。人との付き合いで得るものもあるから、そういうところには自己投資と考えて積極的に参加します。もちろん物欲もあるけれど、今の自分の経済状況に見合った、背伸びしない範囲の物欲かな。いつかこれを買えるようにもっとがんばろうっていうモチベーションを含めての物欲に変わっていったのかも。
STAGE編集部:「体験」することが一番の”ラグジュアリー”、とても素敵な考え方ですね。
誰か大切な人と、未知の場所に行って、いろいろな人の話を聞いて、土地に刺激を受けて、私もこういうことにチャレンジできるかも、これをやったら楽しいんじゃないか。その自分を高められる環境に身を置くことが、今の私にとっての最高の”ラグジュアリー”だと思うんです。
STAGE編集部:それが仕事にもつながってくる、と。
本当にそれを実感しています。ヨガインストラクターになったことも、ハワイでヨガクラスを受講したことがきっかけだったし、今も旅行に行くと、その土地のヨガやフィットネスのクラスを受けたりもするし。元々ロサンゼルスに行く度にクレンズジューススタンド巡りをするのが好きで、好きがこうじて今クレンズジューススタンドの経営に携わっている。そのポテンシャルは学生の頃から同じ。もっといろいろやりたい、いろいろなことを勉強したいと、貪欲ではありましたね。
■人と人をつなぐクリエイティビティな仕事をしていきたい
STAGE編集部:スポーツウェアのPRにヨガインストラクター、そしてクレンズジューススタンドの経営者まで。さまざまなお仕事を同時進行でされていますが、それぞれの仕事の共通項は?
どれも私にとってクリエイティビティな仕事、ですかね。私の好きな仕事は、いろいろな人と会える仕事と、いろいろな人とコラボができる仕事。イベント開催や商品開発など、私の持っているものと、この人の持っているもの、あわせて何をやればおもしろいことができるか、それを考えているときが、形にするときが、最高に楽しいんです。
STAGE編集部:壽里さんの中でクリエイティブというのは、人がありきなんですね。
そうですね。絵を描いたり、写真を撮ったりすることではなく、人と人をつなげること。私の中で、そのキーワードが人生そのものだから。だから働く場所や職種や業種にとらわれないのかも。仕事はわくわくしながらしないと。仕事って毎日するものですからね。
■やってみる勇気と、やめる勇気
STAGE編集部:自分の今の仕事を通じて世の中に伝えていきたいことは何ですか?