2019年1月10日 更新

日経ウーマン大賞minitts中村氏 限定100食が生む働き方改革

日経WOMANのウーマン・オブ・ザ・イヤー2019で大賞に選ばれたminitts創業者の中村朱美さんは、ランチのみ1日100食限定のステーキ丼専門店「佰食屋」でシングルマザーや高齢者でも働きやすい労働環境をつくり、人生100年時代の新しい働き方を実現しました。

そんな柔軟な働き方ができる飲食店をつくったのは、中村さんが夕食は家族みんな揃って食べるべきだと強くこだわっているからで、「仕事だけが人生じゃない」とも言います。

「1日100食限定」で食品廃棄問題も解決

gettyimages (28136)

minitts、佰食屋の「1日100食限定」「売り切ったら営業終了」という経営コンセプトは従業員の働き方改革だけでなく、食品廃棄問題の解決にもつながっています。
牛肉は必要な分だけを塊で仕入れ、丁寧にさばいて廃棄率を極力抑えます。もも肉をステーキに、それ以外の部位の肉はハンバーグにして、ムダにしません。「佰食屋・肉寿司」でも「クラシタ」はにぎり寿司で、硬い「スジ」は一晩煮込んで軍艦巻きで提供し、全ての部位をおいしく食べて廃棄が出ないように工夫しています。
飲食業では余った食材を廃棄するのは「営業上やむを得ない」ととらえる経営者が多いのですが、中村さんは「そんなもったいないことはしたくない」とこだわります。店で提供するメニューの数が少ないのは、食品廃棄をできるだけ出さないようにするためだと中村さんは言います。
中村さんは、そんなminitts、佰食屋の経営コンセプトに賛同する経営者を募集し、全国に広めるフランチャイズ化も考えています。

寺尾淳(Jun Terao)

本名同じ。経済ジャーナリスト。1959年7月1日生まれ。同志社大学法学部卒。「週刊現代」「NEXT」「FORBES日本版」等の記者を経て、現在は「ビジネス+IT」(SBクリエイティブ)などネットメディアを中心に経済・経営、株式投資等に関する執筆活動を続けている。
24 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

令和時代のライフハックとは?自分自身をアップデートして時代を乗り切る

令和時代のライフハックとは?自分自身をアップデートして時代を乗り切る

令和という新時代を迎え、働き方の変化を少しずつ肌で感じる昨今です。取り残されないためにも、私たちはもっと意識的に自身をアップデートしていかなくてはなりません。 小山龍介著『仕事のスピードを上げながら質を高める 最強のライフハック100』 より、今すぐにでもできそうなライフハックをご紹介します。
音楽の力で仕事を効率化する!その効果と実例とは

音楽の力で仕事を効率化する!その効果と実例とは

音楽を利用することで、仕事を効率化させようという取り組みがあります。これは音楽が心理的に作用することで、集中力が高まりミスが減るといった効果があるからです。実際にどのような音楽を流すと仕事を効率化できるのかをご紹介します。
今注目の「食育」に関する資格9つ!自分に合った資格の選び方

今注目の「食育」に関する資格9つ!自分に合った資格の選び方

政府が国民運動として推進する「食育」は、農水省の調査によると国民の4分の3以上が関心を持っています。食育関連の民間資格は乱立気味ですが、うまく選べば仕事に役立ったり、肩書を活かして食育セミナーの講師の声がかかり、報酬が望めるかもしれません。
リファラル採用が活発化!そのメリットと利用するときの注意点

リファラル採用が活発化!そのメリットと利用するときの注意点

リファラルとは「紹介」を意味し、リファラル採用とは「人材会社を介さず、社員に紹介してもらった人で採用活動をすること」を指します。特筆すべきは、紹介者の社員へのインセンティブ以外の費用はほぼ発生しないことですが、リファラル採用には他にもメリットがあります。
問題を正しく速く解決できる人の4つのステップとは

問題を正しく速く解決できる人の4つのステップとは

変化の激しいスピード感あるビジネスの現場において、さまざまな問題を正しく適切に解決していくということは簡単ではありません。 寺下薫著『世界一速い問題解決』 より、どんな問題であってもスピーディーに実行できるメソッドをご紹介します。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部