人間性を豊かにするリベラル・アーツ
世界的にクリティカル・シンキング に長けた人材が企業に重要視されていることからその基礎となるリベラル・アーツが注目されていますが、日本では世界に通用する営業力や人脈づくりのツールとしてもリベラル・アーツの知識を深めることに関心が高まっています。
日本は欧米のような人種的多様性に欠けているため、異文化に対する知識が乏しくどうしても国際性という点では欧米人から劣ってしまっていることは認めざる負えないでしょう。
しかし、グローバル化が進む中、外国人を相手とした商談や接待も増え、日本の新聞に出ている話題だけでは通用しないビジネス環境になっています。
そのため、話題の幅を広げたり、感性を磨いたり、決断力、思考力を鍛えたりなど国際性や品格を上げる教養力を養うことを目的とした、ビジネスパーソン向けの「リベラル・アーツ」講習や研修が人気を集めているのでしょう。
そのため、話題の幅を広げたり、感性を磨いたり、決断力、思考力を鍛えたりなど国際性や品格を上げる教養力を養うことを目的とした、ビジネスパーソン向けの「リベラル・アーツ」講習や研修が人気を集めているのでしょう。
しかし、重要なのは、リベラル・アーツの知識をもつだけではなく、最終的には人として豊かさ、面白みが相手に伝わらなくてはなりません。
経済学者の竹中平蔵氏はプレジデントオンラインでの対談で「教養は人と人を結び付ける。英語をマスターすれば、世界各地で多くの人と会話ができます。ただし語学だけでは十分ではなく、政治や経済、歴史、文化などについて自分なりの見識を持てなければ話せません」と指摘しています。
経済学者の竹中平蔵氏はプレジデントオンラインでの対談で「教養は人と人を結び付ける。英語をマスターすれば、世界各地で多くの人と会話ができます。ただし語学だけでは十分ではなく、政治や経済、歴史、文化などについて自分なりの見識を持てなければ話せません」と指摘しています。
日本の学習方法はインプットに集中しがちですが、インプットした知識を生かし、多角的、多面的にクリティカルに考察し、説得力のある、有意義な議論をするというアウトプットの練習にも力を入れるといいかもしれません。
参考記事:
リベラルアーツとは?ビジネスで必要な「本質をつかむ力」
「リベラルアーツ」という言葉をご存知ですか?日本語では「教養」と表記されることが多いものの、その本質は少し異なります。近年ではリベラルアーツが、ビジネスシーンで重要なスキルだと注目を集める存在に。今回はリベラルアーツの意味や重要性、活用方法などをご紹介します。