2018年6月25日 更新

米朝首脳会談の評価を語る前に投資家であればすべきこと

世紀の会談とされた米朝首脳会談が2018年6月12日に終了しました。マスコミ、テレビ、新聞は専門家のコメントを載せて「成功」、「失敗」、「アメリカの負け」、「金書記長の粘りがち」などと評価していますが、実際のところはどうなのでしょうか。私は、これからの実務者ベースの話し合いでその推移を見守らないとなんとも評価できないのではないかと思っています。それよりも投資家であればすべきことがあるように思います。

1)まさかの米朝首脳会談開催が決定→喜ぶ
2)しかし、首脳会談中止になり→悲観する
3)ところが、首脳会談やはり開催となり→大喜び
その結果、多くの個人投資家はその世間のムードに支配されて、株式の買い控え、利益の確定などを行った人が多くいたと聞いています。
しかし、開催前から、通商問題>首脳会談の結果、金融政策>首脳会談の結果であることは、一度中止になった時のマーケットの反応で判断できたはずです。

今回の教訓としては、このような世界的なイベントは歴史を振り返ってもマーケットを動かすため、やはり注目すべきですが、今回のような開催決定→中止→開催確定とその変化の中にヒントがある場合もあります。特に、「市場の声を聞け」という格言があるように、市場自らヒントを教えてくれることがあります。
みなさんも今回のビッグイベントでなにか一つでも今後に使えるスキルを身につけることができれば、今後の人生において大成功だといえると思います。
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渋谷 豊 渋谷 豊
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