やり方は、まず床に仰向けに寝ます。次に、右脚をやや外側に開いてから、ひざを立てましょう。そして、右ひざを内側に倒してください。右足の裏が体の外側に、ひざが内側に向いて左ひざの内側に接している形です。この体勢で、10~15秒キープしましょう。
左脚も同様に行ってください。回数は、左右3セットが目安です。左右同時にできる場合は、時間を短縮することができます。このエクササイズでは、骨盤や股関節のゆがみが原因で発生する腰痛の予防にも効果が期待できます。
骨盤のゆがみリセット③ひざ倒しエクササイズ
最後のエクササイズは、股関節から骨盤、背骨と広範囲でゆがみをリセットするためのストレッチです。
やり方は、まず両脚を揃えて床に仰向けに寝てください。次に、右ひざを立てます。そして、立てたひざを外側に倒しましょう。ひざの外側が床につくくらいまで、しっかり開脚してください。この時、腰が浮いて右に回転しないように、腰を安定させることが大切です。右の股関節だけを動かすように意識しましょう。また、左肩も浮かないようにします。肩が浮いてしまう場合は、両腕を左右に広げて床につけるようにしてください。この体勢で、10~15秒キープします。
右ひざを元の位置に戻し、左に倒しましょう。右太ももと床が平行になるまで倒します。しっかりストレッチするために、左手で右ひざを抑えてください。この時、骨盤の右側は浮かせてもかまいません。この状態で、顔を右に向けましょう。この体勢で、10~15秒キープします。
左脚も同様に行いましょう。回数は、左右3セットが目安です。広い範囲でストレッチできるため、骨盤矯正だけでなく、腰痛の軽減や腰回りのシェイプアップなどにも効果が期待できます。なお体が硬く、ひざをしっかり倒せない場合は、無理をせずにできる範囲で行いましょう。
まとめ
骨盤のゆがみは、対策をしないとさらにひどくなり、症状が悪化することも少なくありません。そのため、ゆがみを生み出す習慣を変えることに加え、今回解説したようなエクササイズを定期的に行いましょう。いずれも、寝たままでできるエクササイズです。運動量も多くないため、就寝前のゆがみリセット習慣としてもおすすめです。
体のゆがみ解消で疲れにくい体に!インナーマッスルの鍛え方
歩く姿勢が悪い、片方の肩が下がっているなどの原因は、体のゆがみにあるかもしれません。ゆがみがひどくなると、普段からだるさや疲れが出やすくなることもあります。そこで今回は、体のゆがみを解消するためのトレーニング法について解説していきます。