富裕層の習慣「7つの夏の真実」バカンス・お盆の過ごし方は?

富裕層の私生活にどのようなイメージをお持ちですか。夏になると長期の海外バカンスに出かけているとか、こんがりと日焼けしているとか、プールサイドで高級リネンを身にまといシャンパングラスを傾けているとか……そんな、まことしやかに語られている富裕層のイメージについての真実をお伝えします。

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2015.6.25(2021.7.1更新)

富裕層の夏習慣:バカンス・お盆の過ごし方を5つ紹介

(1)富裕層は長期のバカンスに出かけるの?

65%正解。富裕層に長期のバカンスに行く理由を聞くと、「家族との時間を大切にしたいから」、「心と体のバランスを整えリフレッシュしたいから」、「いろいろな所を訪れて見地を得たいから」など普通の方と同じような意見が聞かれます。むむっ、これでは富裕層でなくても同じなのでは?と思う方も多いのでないでしょうか。
でもこれを聞いてください。「ゆっくりと仕事や自分のことを考える時間を確保したいから」、究極は「自分が仕事を離れることで、社員が自覚を持ってもらうことを期待して、敢えて長期の休暇を取得している」。 いかがでしょうか?バカンス中とはいえ、仕事とプライベートのバランスがすごく参考になります。

(2)富裕層はやっぱりファーストクラスに乗るの?

20%正解。富裕層のバケーションは長距離移動が多くなります。その時に、富裕層は欠かさずファーストクラスに乗るとイメージする人が多いようです。目的にもよりますが、現実はビジネスクラスに乗られる方が多いように思います。もっと言えば、マイルを上手く使いローコストで移動される方が多いぐらいです。
富裕層は、全てのことを費用対効果で考える習慣があります。宝くじの当選者が破綻することが多いのは、唐突に金持ちになりこの費用対効果の経験がなく、無駄使いをするからです。富裕層の移動時における主な望みは、“静かで快適”な環境です。ファーストクラスで過剰なサービスを受けることより、ビジネスクラスの程よい放置感の中で思考に没頭できる時間を好み、それでいて十分な広さがあれば良いと感じる方が多いようです。
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(3)富裕層はプールサイドでシャンパンを飲んでいるのか?

50%正解。富裕層の泊まるホテルリゾートのプールサイドには、シャンパンなどがサービスで付いているケースも多くあります。そのため、このイメージが定着しているのかなぁと思いますが、富裕層は実はビーチサイドであまりガブガブと飲んではいません。それは、プールサイドの時間を色々な考えごと、書物を読む時間にあてるからだと思います。そのため、邪魔にならない程度に軽くお酒を飲むイメージが正解です。富裕層はフリードリンクだからといって飲みすぎません。

(4)富裕層は日焼けしているの?

50%正解。もともとこのイメージは欧米人に対して強いですね。欧米では長期のバカンスを楽しんだ証として日焼けを満喫する傾向にあります。しかし、日本では決して欧米ほどこの傾向が高いとは言えません。 ただ、最近では富裕層の若年化が進んでおり、富裕層の遊び方も様々になりました。以前のようにゴルフのみではなく、SURF&TURFなどの言葉に象徴されるように色々なスポーツを楽しむ愛好家も増え、こんがり富裕層も増えたように思います。富裕層の若年化がこのイメージを強くしているのかもしれません。

(5)富裕層はお盆やお墓参りにあまり行かないの?

20%正解。富裕層は、いつもは会議や会食が多く、夏はバカンスというイメージが強くお墓参りに訪れているイメージは少ないかもしれません。しかし多くの富裕層は、ご先祖様やお墓参りをとても大切にしています。それは、現在の自分があるのがご先祖さまや恩人あってのことだという認識を持つ人が多いからです。これは、信仰的なことではなく、先人の大切さを実感しているからではないかと思います。
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富裕層の夏習慣:家での過ごし方を2つ紹介

(1)富裕層は日の出が早くなる夏に早起きになるの?

80%正解。決して富裕層全員が早起きではありません。しかしながら、朝の時間を有効に活用している方は圧倒的に多いです。そのため、夏になると日の出に合わせてさらに早起きになる富裕層が増えますね。
では何をして過ごすのでしょうか。例えば、メールのチェック、エクササイズ、新聞やいつものツールを使い情報収集、こだわりの朝食、至福のコーヒータイム、家族との時間、そして一番多いのがゆっくりと思考の時間に使うなどなどです。そして、早起きの富裕層は必ず早起きの効果をこのように言います。「早朝の仕事は効率が良い。昼間の何倍にもなる。なぜなら誰にも邪魔されない時間だから。」

(2)富裕層はクーラをつけて寝ないの?

70%正解。富裕層は体調管理に相当な気を使います。体調を崩すことによるデメリットを強く感じているのでしょう。就寝時の寝具や衣類に相当にこだわることで、熱帯夜を乗り切る独自の術をお持ちです。
また、富裕層の別荘にはひっきりなしに人が訪れます。1年に1度しかその別荘で会わないような友人もいるようで、このような機会を逃さないように意識的に体調を管理しているように映ります。
渋谷 豊 ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所...

渋谷 豊 ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所(FAG総研) 代表

シティバンク、ソシエテ・ジェネラルのプライベートバンク部門で約13年に渡り富裕層向けサービスを経験し、独立系の資産運用会社で約2年間、資産運用業務に携わる。現在は、ファイナンシャルアカデミーで執行役員を務める傍ら、富裕層向けサービスと海外勤務の経験などを活かし、グルーバル経済に関する分析・情報の発信や様々なコンサルティング・アドバイスを行っている。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所 http://fagri.jp/
ファイナンシャルアカデミー http://www.f-academy.jp/
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