2019年2月15日 更新

〈グローバー〉ミュージシャンという仕事とお金、挑んだ卒論……壁は「課題の分離」で乗り越える

「お金とは、太陽(グローバー)」

2018.2.23

ミュージシャンとして活動する中でぶつかったひとつの壁

STAGE編集部:東大を中退し音楽活動に専念し、ミュージシャンとして一人前に?
グローバー:ミュージシャンとして一人前になったと思ったタイミングはありません…。いまだに仕事も含めて一人前だと思っていませんね。
大学と中退してSKA SKA CLUB(スカスカクラブ)という大学で組んだメンバーとやっていたのですが、次第にメンバーも就職していったりとかいろんな事情で、また別のバンドを作ろうとなってJackson vibe(ジャクソン・バイブ)というバンドを組みました。
そのJackson vibeで『アットホーム・ダッド』(2004年)というテレビドラマの主題歌をやらせてもらったんです。チャートでも上位に入って、レコード会社の人たちや周りの友達とかにすごく褒めてもらったんですけど、自分の中では全く手応えがなく、真っ暗な中をただ腕をぶん回して、それがたまたま何かに当たっただけのような(笑)
自分を鍛錬して、自分の考えで何かつかみ取った、一人前になったみたいな感触はなかったので、未だにその延長戦という感じですね。
STAGE編集部:でも、苦悩の時期が始まる…。
グローバー:ある時、ラジオ・MTV・スペースシャワーTVとか、ライブなど純粋な音楽活動以外の仕事を全部辞めたんです。何かこう音楽だけをやるというのを突き詰めたいと考え始めた時期があって、曲を作ってライブをやってということだけに集中しようと思ったんです。もっと自分が満足できる曲を作らなければいけない、自分の音楽でセールスを上げてレコード会社の人に喜んでもらわないといけない…などと考えて。
でもそこから何年も苦しい時期が続きました。音楽について考え始めた頃から逆に苦しくなっていったんですね。学生の頃にプロになろうとも思わずに、純粋に好きで音楽をやっていたら、いろんな方に引っ張り上げてもらったり、背中を押してもらったりしていた時の方が調子が良かったです。何か決意して頑張って目標を達成しようとすると、肩に力が入ってしまって良くなかったのかもしれませんね。
STAGE編集部:その壁はどうやって乗り越えたんでしょう。
グローバー:先ほどの話とも重なるのですが、一番大きいのは結婚して子供も生まれて、いろんなけじめつけようとして、もう一度大学に行ったことですね。

47 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

〈三木アリッサ〉お金とは自分を強くする大切なもの。

〈三木アリッサ〉お金とは自分を強くする大切なもの。

2018年Forbes JAPAN「地球で輝く女性100人」に最年少で選出された三木アリッサさん。 イスラエル専門商社勤務時に「イスラエル女子部」を立ち上げ、自らをインフルエンサーに育てて注目されました。現在はプログラミング教育ベンチャーのライフイズテック株式会社にジョインし、アメリカ進出に向け準備中。キャリアを作るとはなにか?を三木アリッサさんにききました。
〈草刈民代〉「お金とは、エネルギーである」

〈草刈民代〉「お金とは、エネルギーである」

8歳の頃にバレエを習い始め、10代半ばでプロの道へ。日本で最も歴史ある全国舞踊コンクールのバレエ部門で第1位になるなど、まさに日本を代表するバレリーナとなった草刈さん。1996年、映画『Shall weダンス?』のヒロインに抜擢されると女優としても有名に。日本中に空前の社交ダンスブームを巻き起こしました。その後もバレエ界の第一線で活躍したのちに43歳で引退。新たなキャリアを築き上げています。常に自分を追い込み、磨き続けてきた彼女の人生観とは一体?
好きなことにお金を使っていけば、好きな仕事に出会える、という考え<高橋晋平・おもちゃクリエーター/株式会社ウサギ代表>

好きなことにお金を使っていけば、好きな仕事に出会える、という考え<高橋晋平・おもちゃクリエーター/株式会社ウサギ代表>

社是は「健康第一」という株式会社ウサギの代表・高橋晋平さんがディレクションする新商品がリリースしました。テーマはなんと「仕事とお金」。人生でいちばん大切なことは健康と笑い、という高橋さんがゲーム「わくわくワーク」に込めた思いとは?
〈澤田秀雄〉「お金とは、可能性」

〈澤田秀雄〉「お金とは、可能性」

「株式会社エイチ・アイ・エス」「現・スカイマーク株式会社」の創業、テーマパーク「ハウステンボス」の再建、 「変なホテル」の開業など、次々に新しい事業を立ち上げ成功を収めてきた澤田秀雄さん。 澤田社長の新しい発想力や行動力はどこから来るのでしょうか。 生き方や考え方 についてお話をお聞きしました。
〈グローバー〉東大を中退してミュージシャンに。少し遠回りをして見えた新たな生きる道とは?

〈グローバー〉東大を中退してミュージシャンに。少し遠回りをして見えた新たな生きる道とは?

東大卒ミュージシャンとして音楽活動の他、クイズタレント・コメンテーターとしても活躍するグローバーさん。実は彼は苦労して入った東大を中退し、ミュージシャンの道を選んだという過去が…。その後、再び大学に戻り無事卒業。時を同じくして、立ちはだかっていた壁が崩れ、新たな道が開けたと言います。少し遠回りをしたことで見えたグローバーさんの人生観とは?

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部
お金の教養講座
お金と投資のセミナー情報(無料)

お金の教養講座

おすすめ

お金の教養講座

⼤⼈として知っておきたいお⾦の知識。
⼈⽣そのものを充実させるためのお⾦の基礎講座

月5万円で資産1億円を目指すゴイチセミナー

1億円を作った人が実践してきた「資産運用のルール」を真似しよう


ファイナンシャルアカデミー公式SNS